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ぼくは、すとれすに、よわい(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

きょうは、おてんきはいいけど、そとは、さむいです。
あさは、かみなりがなっていました。
ぼくは、ふとんのなかで、かいぬしにだかれて、ねていて、
みみを、たてたら、かいぬしは、
「いいの、しんぱいしないでも」といって、
ぼくの、みみを、おさえたので、
ぼくもまた、ねました。

このまえ、かいぬしは、どこかにでかけて、
よるも、かえってきませんでした。
ぼくは、することがないので、ごはんをたべすぎて、
きぶんがわるくなって、ふとんのうえに、はきました。
そとの、にわの、かいだんのところにも、はきました。

かいぬしは、かえってきて、すぐは、きづかなくて、
よるねるときになって、きがついて、
「あらまあ、せっかくの、じょうとうの、はねぶとんを」
といいながら、かたづけて、おゆで、ふとんを、ふいていました。
「まあ、これでだいじょうぶだろう」といって、そのまま、ねました。
ぼくもいっしょに、ふとんにはいって、ねました。

つぎのひのあさに、にわで、はいていたのも、みつけて、
「おまえはまあ、まえは、ふつかぐらいは、
へいきで、おるすばんしたのに、
いつのまに、そんなに、こどくによわくなったんだい。
ふだんのようすをみていたら、
そんなに、わたしを、すきなふうでもないのに」と、いいながら、
また、そうじをして、かたづけていました。

そのあとで、ぼくをだいて、
「どういう、しんきょうなんだろうねえ。わたしがいないと。
こわいのか、さびしいのか、はらがたつのか、
それで、やけぐいをして、きぶんがわるくなるのか、
どっちにしても、『がらすの、はーと』には、ちがいがない。
もっと、すとれすに、つよくならないと、だめだよ」といって、
あたまを、なでて、くれました。

かいぬしが、よそにいったりしないで、
ずっと、うちにいたら、なんのもんだいもないんだと、
ぼくは、おもいます。

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カツジ猫