ぼくは、そうめんも、たべた（カツジ猫）

みなさま、おはようございます

でも、ぼくはまだ、ねています。

このごろ、よるはすずしくなって、なつのふとんだけだと、さむいです。
かいぬしは、あけがたに、うすい、はねぶとんをだして、べっどにかけました。
ぼくは、かいぬしに、くっついて、ねています。

かいぬしが、いそがしいといって、ぶらしをかけるのを、さぼったので、
ぼくの、しっぽのつけねに、けの、かたまりができました。
かいぬしは、おおきなはさみで、ぼくのすきをみて、
みっつぐらいの、かたまりをきりとりました。
ぼくの、しっぽのつけねのけは、いま、ざんぎりあたまのようになっています。

ぼくが、らーめんをたべたときいて、かいぬしのおともだちが、
「そうめんも、たべるかもしれない」と、めーるをしてきました。
そこのうちのねこは、たべていたそうです。
「どうかなあ」といいながら、かいぬしは、きのう、
そうめんをゆでて、ぼくのまえに、たらしてくれました。
たべるようりょうが、つかめなかったけど、
うまく、くちにいれたら、あんがいいけました。
おさしみほどじゃないけど。

このごろ、ぼくは、かんづめも、ちょっとたべます。
かいぬしは、ぼくがたべた、めいがらをにらんで、
「これか、よし」といっています。

きのう、かいぬしは、やさいがたかくなっていたと、びっくりしていました。
「きゅうりがいっぽん、ひゃくにじゅうはちえんなんて、うそだろう」と、
ぶつぶつ、おこっていました。
ぼくは、かんけいないから、いいです。

かいぬしは、べんきょうするときは、まどのまえのつくえにいます。
ちいさいてれびで、こうこうやきゅうをみながら、ほんをよんでいます。
ぼくは、ろうかの、ねいすにねているけど、
かいぬしが、きになるので、そこに、いどうして、
ほんのまえに、すわります。
「てれびがみえないよ、かつじ」と、かいぬしはいって、
ぼくを、ひざにだいて、しごとをします。
「ほらごらん、ぎゃくてんしたよ」と、ときどき、ぼくに、おしえます。

あまり、いごこちがよくないので、ぼくは、けっきょく、
といれのまえの、まっとにいきます。
つめとぎには、してないもん。
「おりこうだね」と、かいぬしはほめて、
あたらしいつめとぎを、かってくれると、やくそくをしました。
でも、さいきん、ちょういそがしそうだから、
わすれるんじゃないかと、おもいます。