困ったなあ。

◇今朝、カツジ猫の点眼薬が切れていたのに気がつきました。明日は日曜だし、大急ぎで動物病院へ電話して昼まで開いてるとのことだったので、車で出かけました。
お盆の帰省ラッシュは今日（昨日？）の午後から今朝の未明までがピークということで、家の近くの道路で、若いご夫婦らしい方たちが車に荷物を積んで子どもを乗せているのを見て、今から大変なんだろうなと同情したりしながらいつもの道に出たところが、なななななんと、うちの近所の狭い道まで、Ｕターンの余波か車があふれていて、にっちもさっちも進みません。人に同情してる場合じゃなかったよ。
とうとう途中から、こちらもＵターンして、裏道を飛ばしました。そっちはさすがに、がらがらに空いてて、首尾よく病院にたどりつけました。

ゆっくり買い物に出かけようとか思ってたのですが、冗談じゃないわ、今日は絶対家から出ない、特に幹線道路には近づくもんじゃないと思って、せいぜい家で仕事に励みました。

◇実は今、国会図書館にある「妙海道の記」という、どっか東北のお坊さんの書いた、おっそろしく長い紀行を読んでるのですが、困ったなあ、私この紀行は長い間、ちっとも面白くない、さっぱりつまらんと思いこんでいて、人にもそう言ってたんですが、まあ一度ちゃんと読んでみておくかと思って読みはじめたら、たしかにそんなに面白くはないけど、もしかしたら、ちょっとはまあその、箸にも棒にもかからないという程度まではないかもしれないという、すごく微妙な感じなのです。これって私が昔に比べてつまらない紀行の面白さがわかるようになったのか、単に評価が甘くなってるのか、それもまた微妙で、いろいろイライラさせられます。でもまあ、仕事の上でのイライラは何だかだって快感ですけど。

◇こんなところでお断りするのも何ですが、いろんな方から面白いメールやためになるメールや（笑）、いろいろどっさりいただいているのですが、まるっきり返信できていません。ものすごく楽しんで感動して読んでいるのにごめんなさい。お返事もうちょっと待って下さい。いやーもう、最近の若者は、メールの返事をすぐしないと人間扱いされないとかいうけど、そういう文化圏の中では私はとっくにゾンビ扱いされてるだろうな、いいけども。
まあもうちょっと煮詰まって来たら、このブログも閉鎖というか、開店休業状態になるかもしれませんが、あしからず。多分そこまでは行かないだろうと思いますけどねー。

◇煮詰まってるままに、内藤泰子さんの「カンボジア　わが愛」と、えっと、どこかの委員会が出した「ベトナム黒書」の二冊を読みました。ポル・ポト政権時代のカンボジアのことを書いた本で、いやまあいろいろ感じることは多かったのですが、感想はまた明日にでも。

あ、「ダウントン・アビー」もＤＶＤも見終わって返却しました。そうか、これって、第一次大戦下の話になるのか。つまり私が秋の講座でしゃべろうとしてる、「アンの娘リラ」や「西部戦線異状なし」や「チボー家の人々」と、もろに重なる世界なのだな。これはますます目が離せない。