ぼくは、だいまんぞく(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きょうは、むーんおばさんが、きました。
やくそくどおりに、おさかなを、いろいろ、もってきてくれました。
むーんおばさんが、かえったあとで、かいぬしは、
「やばいなあ。こんなおいしいものたべたら、
きっとまた、『おやつ』に、みむきもしなくなる」とぶつぶついって、
「いっそ、わたしがぜんぶ、たべちゃおうかな。
でも、めーるで、きかれたら、うそをついて、そらっとぼけるじしんなんか、ないし」
といいながら、すこし、きって、わけてくれました。
ものすごくおいしくて、ぼくは、いっぺんにたくさん、たべてしまいました。
むーんおばさんが、またくるといいな。
れいぞうこには、まだおさかながいろいろはいっているようなので、
ぼくは、たのしみにしています。
かいぬしは、「じつぶつをみたら、がっかりするかもしれない」と、
きにしていましたが、むーんおばさんは、ぼくをみるなり、
「しゃしんよりも、かわいい」と、いってくれました。
ぼくが、べっどで、ながくなってねているのをみて、かいぬしが、
「なんか、ぺっちゃんこで、ひんじゃくじゃない?」といっても、
「そう? こんなもんでしょう」といって、
「かおが、とても、かわいい」と、なんどもいって、
しゃしんもとって、くれました。
ぼくは、さいしょ、はじめてあうひとなので、
ちょっと、こわくて、いすのしたに、かくれたけど、
あとでは、ふたりが、そとにいるとき、
かなあみごしに、ないて、あまえて、
かいぬしは「めずらしいね」といっていました。
「またくるね、かつじくん」と、かえるときに、むーんおばさんがいったので、
ぼくは、たのしみにしています。
おきゃくさんで、きをつかったのと、
ひさびさに、おいしいものを、たくさんたべたので、
ぼくは、しんだように、ねてしまいました。
かいぬしは、ぼくをじろじろみて、
「いまなら、まえあしのけも、かっとできるな」といっていましたが、
いそがしかったらしくて、なにもしませんでした。
ぼくにとっては、さいこうの、ひでした。
まいにち、こんなだったら、いいのにな。