ぼくは、でたりはいったり(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
かいぬしは、あいかわらず、まいにち、いそがしがっています。
かってに、しごとをつくってるんじゃないかな。
さっきは、ぼくがべっどでねていたら、
へんに、にこにこしながらやってきて、
なんか、あやしいとおもったら、
しっぽのつけねの、かたまった、けのふさを、はさみで、きりとりました。
ぼくは、おこってかみついたけど、
ふいをつかれたから、きられてしまいました。ちっ。
「けが、かたまったら、ひっぱられて、いたいでしょうが。
そりゃ、こうなるまえに、ぶらしをかけておかなかった、
わたしが、わるいんだけどねえ」と、
かいぬしは、いっています。
このまえのよる、にわに、のらねこがきました。
いなくなったとおもったら、またこえがするので、
ぼくは、そのたびに、ふとんからでて、にわの、かなあみのなかから、
みはりに、いきました。
かいぬしは、「こんやこそは、ゆっくりねようとおもっていたのに」と、
めちゃくちゃ、ぼやきながら、
ぼくが、もどってくるたびに、ふとんをあげて、いれてくれて、
だいてねてくれたけど、
すぐまたぼくが、でていくので、
けい、ごかいぐらい、おこされて、
ほとんど、あんみんできなかったみたいです。
あけがたに、ちょっとねたみたいで、
「おまえのおかげで、ふみんしょうになる」といっていました。
でも、ぼくが、めをきらきらさせて、にわからかえってくると、
がまんできないみたいに、わらいだして、
「こっきょうけいび、ごくろうさまです。
じゅうじつしたじんせいで、なによりだね」といいながら、
ぼくのあたまを、なでてくれます。
きょうは、おさしみがないらしくて、
かつぶしで、ごまかされました。
あとで、ちゅーるか、おやつを、くれないかな。