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ぼくは、なぞのねこ(カツジ猫)

みなさん、こんばんわ

ぼくは、「くしゃみ」が、きらいです。
まえに、にわのかんりにきていた、わかいおとこのひとが、
ねこずきで、かわいがってもらっていたけど、
かなあみごしに、ぼくの、すぐまえで、くしゃみをしたので、
ぼくが「ふあー」とおこると、びっくりして、
「おまえ、そんなこえだすのか。くしゃみがきらいなのか」と、
いっていました。

かいぬしは、それをきいて、おもしろがって、
ふたりで、ぼくのまえで、くしゃみのまねをしていたけど、
ぼくは、あいてにしませんでした。

でも、かいぬしは、それをおぼえているので、
よる、いっしょにねていて、くしゃみがでそうになると、
ぼくのみみを、りょうてでおさえて、
きこえないようにしてくれます。
ちょっとは、いいとこもあるなと、おもいます。

だいぶ、あたたかくなったけど、まださむいです。
にわには、よそのねこがきて、
ぼくは、かなあみごしに、みています。
ふとった、あかとしろのねこで、
かいぬしは、「ひょっとして、なかよしなの。
おこらないのね」と、いいます。

「でも、さむいのに、そとにでたら、
なみだがでて、めもとがよごれて、
また、けが、はげたりしたらこまるから、
なるべく、おうちにいなさいよ」と、
かいぬしは、ぼくにいいます。

「とくに、わたしのかえりがおそいとき、
そとで、まっているのは、やめなさい。
さむいなか、おまえが、そうやって、まっているとおもうと、
おとまりも、よあそびも、きになって、できないだろ」と、
かいぬしはいったあとで、
「それとも、あれかい。いえのなかで、ねていて、
わたしのくるまが、はいってきたら、
おきて、そとにでているだけかい。
そんなら、いいんだけどね」と、いいました。

どっちか、おしえてやらないもんね。

 

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