ぼくは、にんじゃこうほ(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
きのうの、ぼくのしゃしんは、がぞうが、きれいだったので、
わかりやすかったとおもうけど、
しゃしんをみたひとは、ぼくを、みつけられなくて、
みんな「なにを、とったの?」といいました。
かいぬしも、しゃしんやで、しゃしんをちぇっくしていて、
「これは、なんのしゃしんだろう」と、しばらくわからなかったそうです。
ぼくの、けのいろは、まわりに、とけこみやすいから、
じゃんぐるにいたら、かりとか、うまくやれたかもしれません。
「その、とろさでは、うえじにするのと、くわれるのと、
どっちが、さきだろうね」と、かいぬしはいいますが、
そんなの、やってみないと、わからないもん。
かいぬしは、ぼくを、みつけられないひとに、
「はい、ひんとです」といっては、
この、にまいのしゃしんをみせていました。
まえに、いったように、このときは、ぼくは、
そうじきのおとが、いやで、そとにいたのだけど、
かいぬしは、そとにでて、ぼくをみて、
「やだもう、なにその、よるべない、
いきだおれの、じゃんばるじゃんみたいなかっこうは」といって、
ためいきをついていてから、いそいで、かめらをとりにいって、
「わがこよ、しょくだいも、もっておいきなさい」
と、へんなうたを、うたいながら、
あっちこっちから、ぼくを、とりました。
「なんでこう、あわれをさそうかっこうをするかねえ、おまえってねこは」
といいながら、しゃしんと、ぼくをみくらべています。
でも、この、かいだんのとこは、ねると、きもちがいいです。
ここは、かいぬしの、でいりぐちで、
ぼくのでいりぐちと、かいだんは、よこのところにあります。
いえをつくるとき、だいくさんが、
「どあに、つけるより、ちょくせつ、かべにつけたがよかろう」といって、
かべに、でいりぐちを、はめてくれました。
「だいくさんとしては、どあを、かいぞうするより、
そのほうが、きっと、よかったのね。
でも、このほうが、かっこよくて、よかったね」と、
かいぬしは、ぼくに、いいました。
さししょは、しっぽをはさんだりしたけど、
いまは、そんなしっぱいは、しません。
ぼくの、よこにある、あみは、きょねん、かいぬしが、
きゅうりをつくったときのものです。
「ことしも、つくればよかったな。
きょうなんて、きゅうりは、しょうひぜいこみで、きゅうじゅうさんえんよ」
と、かいぬしは、くやしがっています。