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ぼくは、はるをまつ(カツジ猫)

みなさん、おはようございます

これも、わりと、むかしのしゃしんです。
「このころから、ちっともふとらないのよねえ」といって、
かいぬしは、ぼくと、みくらべています。

きのうは、わかい、おんなのひとが、あそびにきました。
ぼくが、そばにいって、かおをみたりしていると、かいぬしは、
「あれ、おとこのひとが、すきだったはずなのに」と、いって、
ぼくが、さわられたり、すりよったりしているので、
かみつかないか、しんぱいしていたみたいです。

ふたりで、いろんなはなしをして、わらっていました。
ぼくのことも、いろいろいって、わらっていました。
ぼくは、ふんとおもって、せをむけて、ごはんをたべていると、
「なんだかなあ」と、かいぬしが、いっていました。

おきゃくさんが、かえったあと、よるになって、
ぼくが、かいぬしの、いつもつかういすを、せんりょうしているあいだに、
かいぬしは、ぼくのすきなまくらをとって、ねてしまいました。
さむくなったので、ぼくはあけがたに、なんども、かいぬしのふとんにはいったり、
また、でたりしていたので、かいぬしは、
「あんみんできないよー。まくらのうらみは、こわいなあ」と、
ねぼけながら、いっていました。

ぼくが、にわにでると、まださむいので、なみだがでます。
かいぬしは、「おまえは、はなか、のどか、そのへんが、よわいでしょ。
いびきばっかり、かいてるし。
だから、なみだめになりやすいのだから、
すぐに、おけしょうをして、かおをふかないと、
また、けがはげて、おいしゃさんにいくことになるよ」といいながら、
てぃっしゅをぬらして、めを、ふいてくれます。

はやく、あたたかくなると、いいな。
そうしたら、また、かいぬしが、
かなあみのそとの、おにわで、
いっしょに、あそんでくれるかもしれないし。

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カツジ猫