ぼくは、ひとみしりをやめた(カツジ猫)
みなさん、おはようございます
この、ぼくのしゃしんは、おこっているのじゃなくて、
めをさまして、あくびしているところです。
うしろの、ばすたおるは、おじさんのどうそうかいか、
なんかのときので、こうかが、いんさつしてあります。
そういうふうで、ぼくは、かいちょうに、くらしています。
ぼくが、そとにでるために、かいぬしがつくってくれている、
かなあみをはった、にわの、うえの、よこぎが、
にほん、くさって、おちそうになったので、
かいぬしは、ざいもくてんのひとをよんで、しゅうりをたのみました。
わかい、おとこのひとと、おんなのひとがきて、
げんばを、みていました。
ぼくが、にわにでていくと、おんなのひとが、かなあみごしに、
てをだしてきたので、ぼくも、かおをつけて、ごあいさつしました。
おとこのひとも、きたので、おなじようにしました。
「ひとなつこい、ねこですね。はじめてあったのに、
こんなにさわらせるなんて」と、
おんなのひとは、かんしんしていました。
かいぬしは、そのあとで、
「ひとともよくはなすけど、さいきん、あいそうがよくなったねえ。
どういう、しんきょうのへんかなの。
もしかして、わたしがしんでも、つぎのかいぬしと、うまくやるための、
じゅんびをはじめているのかな」と、いっていました。
あんまり、いつも、「ながいきしてねー。
でも、わたしのいきているあいだに、しぬんだよー」とか、
むずかしいちゅうもんを、あんたがするからだろうが。
それで、そのうちに、こうじがはじまるんだろうけど、
そのあいだ、ぼくを、にわにでないように、
どこに、とじこめておくつもりかな。
きょうは、いいてんきなので、ぼくは、にわにでて、
にわしごとをしている、かいぬしをみて、
かなあみにてをかけていたら、つめがあみのはりがねに、ひっかかって、
とれなくなりました。
かいぬしが、はずそうとしてくれたけど、うまくいかなくて、
ぼくが、むりに、てをひっこめたら、つめがとれて、おちました。
かいぬしは、そのあと、べっどのうえのぼくのところにきて、
「いたかったよねえ、だいじょうぶだったかい」といって、
ゆびを、さわってしらべたけど、どうもなってなかったので、
「まあ、よかった」と、あんしんしていました。
そんなふうに、ぼくはさいきん、じゅうなんになっています。
でも、かむくせは、やめられません。
「それをまず、なんとかしなさい」と、かいぬしはいっています。