ぼくは、みがまえる（カツジ猫）

みなさん、おはようございます

けさ、おとなりの、ごしゅじんが、かいぬしに、
「かつじくんが、よそのねこと、よくけんかしていますよ」と、
わらって、おしえてくれたそうです。

そのねこというのは、まだわかいやつで、たぶん、めすで、
しろいぶぶんがおおい、ちゃいろの、きじねこです。
のらねこらしいけど、そのわりに、おけしょうをするひまがあるのか、
けっこう、きれいで、えらそうに、げんかんのまえに、
ながくなって、ねていたりします。

じぶんのうちのようなかおをしているのが、なんとなく、きにくわないので、
ぼくは、みかけたら、とびだしていくことにしています。
でも、いえのなかの、べっどのうえも、
かぜが、そよそよふいてきて、すずしいので、
そこでねるのも、すきです。

かいぬしが、よる、ぱそこんをうっていて、
あいてにしてくれないので、ぼくは、そのうしろのいすのうえに、
ふゆの、もうふが、たたんでおいてあるのをみつけて、
さいきんは、そこが、きにいって、
よるはずっと、そこにいます。
かいぬしは、ねにいこうとして、ぼくをさがして、
みつけては「おっ」と、おどろいています。

このごろ、なんだか、まいにち、かぜがきもちよくて、
かいぬしは、「しごとをしなくちゃ」といいながら、
やっぱり、だらだらしています。

このしゃしんは、にたようなのが、いっぱいあったけど、
かいぬしは、「しゅつげきじゅんび」みたいな、いきごみが、
めに、あらわれているので、これがいちばんいいと、いっています。
「けっこう、めぢから、あるじゃんよ」といっていました。
「でも、あんなかわいい、めすねこいっぴき、
おっぱらえないんだから、たいして、すごみはないんだろね」と
わらっていました。
ぼくは、ちょっと、くやしいです。