ぼくは、もうねむい(カツジ猫)
みなさん、こんばんわ
このまえ、かいぬしが、まるいちにち、いなかったので、
ぼくは、やけになって、えさをたべていたら、
きぶんがわるくなって、はきました。
かいぬしは、かえってきて、それをかたづけながら、
「わたしのすがたがみえないからと、
おもいつめたなんて、おもいたくはないけど、
ないこっちゃないから、こまる」と、いっていました。
そのことを、よくいく、おみせのひとにはなしたら、
「ほんとうに、かつじは、『へたれ』ですね」と、
かんしんされたそうです。
「あたまは、わるくないし、かおも、まあまあだし、
きだても、いいほうだとおもうけど、
とにかく、『びびり』の『へたれ』だよなあ。
そのくせ、ぷらいどは、たかいしさ」と、かいぬしは、
ぼくを、なでながら、いいます。
じゅうにがつというのに、あたたかくて、
ぼくは、まいばん、にわにでています。
よく、しゅつぼつしていた、ねこたちは、
このごろ、すがたをみせません。
どこに、いったんだろう。
かいぬしは、しごとが、ちょっと、いちだんらくしたらしくて、
こんやは、いろいろ、ごちそうをつくって、ならべて、
うれしそうに、ごはんを、たべていました。
ぼくの、すきなものは、ないみたいだったから、
ぼくは、おきにいりの、いすのうえで、ねていました。
このまえ、ここで、ねていたら、いつのまにか、
あとあしの、にくきゅうのあいだの、ながいけを、きられたので、
ちっともゆだんができません。
ぼくはいまから、かいぬしと、べっどにいきます。
みなさんも、おやすみなさい。