1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. ぼやっとテレビを見ていたら、

ぼやっとテレビを見ていたら、

アカデミー賞特集とかで、いろいろやってた。「泥棒成金」って昔のというより大昔の映画なのに、きれいなカラーで逆に驚いた。でも、いい気持ちでソファにねころがってたら、ぐしゃっと居眠りしてしまい、ものすごく肝心のところをいくつか見逃したらしく、ラストまで見て、筋が全然わからないことに気がついた。昔の映画恐るべしだ。

くやしいので、またぼやっと見ていたら、「永遠に美しく…」(この最後の点々がなかったら、アマゾンの映画サイトで「該当する映画はありません」て出やがんの。気をきかせろよもう、ちょっとは)が始まって、面白い映画だってのは何となく知ってたので、ぼやっと、これはもう全部見てしまった。
まー、メリル・ストリープにゴールディ・ホーンだからな、すごくないわけがない…と誰もが決めつけそうな配役は、きっと当の俳優たちにとってはしんどいことで、二大演技派がぶつかったら、がんばりすぎて下手すりゃろくなことにはならんのに、そうもなってないのは二人ともさすがである。

メリル・ストリープのうまいのなんか、今さら言ってもまるでしょーもないことだが、まだ若い時なのに老けたメイクや体型が「プラダを着た悪魔」とあまり変わらないのに、妙に笑った。

それより何より二人の女にもみくちゃきりきりまいさせられる、かわいそうすぎる冴えない男が、外見からすることから何から何までとことんカッコわるいのに、かわいそうというだけでなく、どこかたしかにカッコよくて魅力的で、ハンサムでないだろうにハンサムに見えてすごかった。この役がほんとにただ平凡で冴えなかったら、この映画はひどくつまらなくなるはずで、それがもう、何ひとつ華がないのに、どこか華があるのが実にふしぎな俳優で、でもこれきっと有名な人だよなあと思ってて、最後のキャストを見たらブルース・ウィリスとある。
「あ、ブルース・ウィリスね。でもそれ誰だっけ」とわからなかった。「よく聞く名前ね。有名な人だよね。でも誰だっけ」と思いながらどうしても顔が浮かばない。

そんで、「…」落として拒否されたりしながら、アマゾンの映画サイトでさがして皆の感想読んで、ボーゼンとしたよ。そうだよ、ダイ・ハードの彼じゃんよ、もちろんのこと。

まあ私、彼が好きだし、髪がなくても太ってても、何だかカッコいいし色気があるとはいつも思っていたけれど、あらためて思い知らされたなー、はじめっから、昔っから、そうなのね、あの人。
負けた。すごい。
映画そのものも、ゲテモノめいて、ってかゲテモノなんだけど、言ってることはまっとうで、ちゃんとしてるのがすごかった。だからますます、ゲテモノっぷりが生きるのだよね。それにしても、これのどこがアカデミー賞かと思っていたら、CGの技術かなんかの賞なのね。たしかに今見ても古くないしなあ。

入れっぱなしのテレビでは、今「ジュラシック・パーク」やってるらしく、恐竜がほえてます。

キャラママさん。
たしか今日って、キャラメル猫さんの命日ではなかったっけか?
ご冥福をお祈りいたします。
画像でお花でも贈りたいのですが、思うにまかせず、せめてアバターをそれらしくしました。
背景はキャラメル君の毛の色です。彼、たしかオレンジと白だったよね?

Twitter Facebook
カツジ猫