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またお知らせをちょっと

「赤毛のアンと若草物語」のリンクはばっちり修正されました。
「侍の名のもとに」感想もどきも「空想の森」にアップしています。ブログにも残しているので、どちらでもお好きな方を。「空想の森」にある方が、まとめて読むには読みやすいかもしれません。
実は、映画の方の監督の三木慎太郎氏のお名前を一回も出してないのはあんまりだと思い、付け加えることもちょっとあったので、最後に少し書き加えています。興味のある方は、ご確認下さい。

さっき買い物にスーパーに行ったら、トイレットペーパーの棚ががらがらでした。別にかまわないんですけど、私の地元にもそんなにおっちょこちょいな人が多かったのかと思うと、ちょっとがっくりします。

カミュの「ペスト」の小説もここに来て売れすぎて品薄だとか。いい小説なので、読者が増えるのはとてもうれしいのですけど、ペストとコロナウィルスを同じようなものに考えてしまうのもどうだかなあ。
民主党の原発事故の時の対応との比較が、いろいろ話題になっていて、私はかねがね、野党や当の民主党の人たちまでが、あの時の政権を批判したり反省したりするのは、とんでもないまちがいで、今の政権と比べるだけでも失礼なぐらい立派な政権だったと、胸を張って大声で言いつづけていないと、何も中身のない悪口で、条件反射的に批判して今の政権擁護する土管みたいな空っぽの意見がまかり通ることになってしまうと、言い続けて来たのですが、それもそっちにおいといて、たかがコロナウィルスと放射能汚染と、いっしょにして話すのも、つくづくやめといてほしいと思うのよね。当時の民主党政権の苦労を思えば、今のコロナウィルスへの対応なんか、同列に語るのもおこがましいですよ。

ペストや放射能と比べたら、コロナウィルスはまだしも何とかなる。政府の対応がどたばたのぐちゃぐちゃだから、ものすごく大変そうに見えるだけで、仕事の下手なやつほど苦労してるように見えて残業代も高くなるみたいに、うまく行かない度で大変な作業なんだという基準にはしてほしくないわけよ、つくづく。
ついでに言うと、コロナウィルスは民主党政権が作ったものじゃないからね。原発事故はそれまでの原子力政策を進めて来た自民党政権の責任でしょうが、どう考えても。よく民主党政権の対応を批判できるよ。恥知らず。

私はあいかわらず、なかば死んだような日々を送っていて、こういうことを言っているのも自分かどうか、よくわかりません。
過去も未来も奪われた薄闇の中で、亡霊のようにぼんやりとうごめいています。
起こったことを思い出すのはやめました。考えるのもやめました。当面か永遠かはわかりませんが、いっさい封印します。同時に私の中の他のいろんな感情も、封印されて消えて行くでしょう。お会いして、普通にお話していても、もうそれは私ではありません。

金も時間もない私が最近の気晴らしをするのは、「セックス・アンド・ザ・シティ」のDVDとソフトバンクホークスのファンサイトで読むファンの話の面白さぐらいなのですが、最近ではキャリーがエイダンとどうしても結婚する気になれなかったわけが、ひとつひとつ身にしみます。
ああ、はっきりと意識しなくても、こういうところが彼女の中に積もり積もって身体に変調をきたすほどの拒否感になって行ったんだろうと、リアルにわかるのが恐いです。
ホークスのファンサイトの方では、先日見つけてうっかりいくつか買ってしまった、選手のケ―ブルバイトを行きつけのお店に持って行って、さしあげたら大変喜ばれました。もうついでにこうなったら、何かの雑誌で選手たちの肉体美の特集をしていて、ネットでどこかの十代のファンの女の子が、「買いたいけど店頭では買えない、ネットで注文しても家族が受け取ったらと思うと恐くてだめ」とか言って悩んでる最新号も買って、そこのお店にまた持って行って皆に見せてあげようかしら。雑誌の宣伝が「買いにくい人はネットで注文を」と呼びかけてるから、もう確信犯ですよね。

男の子だけが女性のヌード雑誌を買うのに苦労する時代から、思えばいい世の中になったものだと思うし、悩んでいる女の子には、年をとって一人暮らしになると、そんなの全然困らなくなるから、がんばって長生きするんだよと、ひそかに呼びかけてみたくなる。
それにしても、故・三島由紀夫がこの表紙とか見たら絶対「聖セバスチャンの殉教」の絵画にしたいと思ったろうなあ。と思って画像検索していたら、本人も写真撮影してたのか。それも篠山紀信でさ。いろいろともう、毒気を抜かれて、何だか負けたよ。さすがは私の好きな作家だ。

 

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カツジ猫