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まちなか市民会議でのおしゃべり。

◇昨日の「まちなか市民会議」で出た、いろいろな話ですが、メモをとってないので、皆がしゃべったことを、思い出せるだけ書きます。

「宗像市は50億円もかけて大きな新しい体育館を建設しようとしていて、今ある三つの体育館は廃止すると言っているけど、耐震工事に2億円もかけて最近補修したばかりなのに、税金の無駄遣いじゃないか」
「中央公民館だって、まだ十分に使えたのに、こわしてコミュニティセンターにした。こわさないでという声もかなりあったのに無視された。今度も、三つの体育館はこわしてしまうらしいけど、本当にもったいないことだ」
「パブリックコメントとか言って市民の意見を聞いたことにしてるけど、知らない人も多いし、グラウンドは残すというから賛成したのに話がちがうと怒ってる人もいる」
「これはスポーツ推進計画の一環だけど、この計画の審議会委員は全員が市長推薦で、市民の声を聞く体制じゃない。もっといろんなスポーツ関係者の意見を聞いて行かないとおかしい」
「市民がスポーツを楽しむには、家の近くで安い施設がある方がいい。遠くに立派なものができても使えない。そういう実態を全然見ていない」
「この計画は他にもいろいろ問題があるし、根本的に見直すべきだ」
「市の担当者に質問したけど、あまりよくわかってないんじゃないかという感じだった」

「私は安部首相とかとちがって、今の市長はそんなに悪い人じゃないしおかしな人でもないと思うけど、でも日本全体が安部首相のやる、国の運営のしかたに、すごく似てきていると思う。反対意見の人とか、専門的な人とかに意見を聞くと、いろんな計画が頓挫してうまく行かなくなるんじゃないかと思っていて、ややこしいこと、もめそうなことは隠して誰にも知らせないで、どんどん進めて後戻りできなくなった段階で、やっと皆に公開して、もう今さら変えられない、みたいにして押し通す。それが、成功だと思っている。でも本当は、敵がいて、もめて、議論する中で計画はいいものになるし、市長も市の職員も市民も、勉強するし成長する。知らせないようにして、議論をさけるから、皆がどんどん、ひよわになって無能になる。これって、とても救えない図式だ」

「それは沖ノ島の世界遺産でもそうでしょう。今回はリストに載らなかったわけだけど、私はどういう計画を提出するのか見せてくれと事前に言ったら、断られた。国に見せる前に市民に見せるわけには行かないって。逆でしょうそれは。まあでも、今回リストに載らないと決まったわけだから、もう見せてくれてもいいでしょうと言ったら、やっぱりだめだって。他の候補地に情報がもれたら不利だから、決まってからでないと見せられないって。開示請求してもどうせだめですよとまで言われた。さすがに、それは後で取り消したけど。私は一応開示請求してるけど、やっぱり見せないんじゃないのかな」
「もし世界遺産に決まれば、どういうことが起こって、どれだけのお金がかかるのかとか、市民は決まるまで何一つ知らされないままということですよ。こういう手続きのしかた、すすめかたが普通になっているところが、一番問題だと思う。そのやり方が、スポーツ推進計画にもそのまま踏襲されている。市政がこういうふうになっていくことが一番困るし心配だ」
「女人禁制については徹底的に伏せて進めているし、宗像は神の住む町だなんて、宗教的にも歴史的にもすごく問題のあるキャッチコピーを簡単にあちこちで使っている。公明党の議員さんとか、どう思っているんだろうか。聞いてみたくてしかたがない」

「自分はこの前、むなかた三女神のミュージカルをユリックスに見に行った。市長と県議の人が最前列に座っていてイベントホールはほぼ満員だった。脚本は自分はかなりつっこみどころがあるなあと思って見てたんだけど、前にも何回かあったのを見ている人の話では、今回のが一番よかったと言ってた。でもあれだけ市が肩入れして応援するなら、もっと市民が見たいものは他にあるんじゃないだろうか」
「ちゃんと討論したり説明したりするのをさけているから、市民の中で世界遺産の件は話題にならないし、盛り上がらない。それが困るから、賛成する人たちの集りをものすごく援助したり、キリンビールやいろんなところと提携して外部から盛り上げようとしている。いろいろと、とても不自然だし、そういう無理をしていることが、いろんなことをゆがめて行くことにつながる。それは実は市全体の力を下げてしまうことにもなる」

「とにかく情報開示とか開かれた市政とかいう点で、すべてが後退して行っている。市民もいろいろ疑問や不満はあるけれど、どこに持って行ったらいいのかわからないでいるのじゃないか。そういう点で市政の内容をしっかり知らせるのが市の広報だと思うけど、最近これがまた本当にひどい。ちゃんとした報告や情報をちっとも載せないでイベント情報みたいなのばっかり。タウン誌じゃないんだから、役割をきちんと果たしてほしい」

うーん、まだまだあったんだけどなあ。そして、このひとつひとつが、この10倍ぐらいの長い話だったのよ。体育館の件にしても細かい金額とかいろいろね。機会があったら、また書きます。
興味や関心のある方は情報や意見をお寄せ下さい。連絡先は…あれ、まだ私ちゃんと聞いてなかった。今度確認しておきます。市長選挙の時に使った上野崇之さんのブログがまだ残っていると思うので、そっちに書き込みして下さってもいいと思います。

◇今日は老人ホームの母と、アジア大会のテレビを見ながらしゃべっていました。母の誕生日が近いので、「がんばって百まで生きないと」と言うと、「こんな(いい)ところで、楽をしていたら、そりゃいつまででも生きるよね」と言っていました。まったくです(笑)。
食堂は一階にあるのですが、「帰りのエレベーターの中でいっしょになるおばあさんが、いつも私にケーキやなんかのお菓子をくれるのよ。私は何にもあげたことがないのに」と笑っていました。そう言えば昔から母は、人に気前よく物をやる一方で、もらってばかりいても平気で、喜んで受け取っていたなあと思い出しました。

知り合いの人が家族を施設に最近入れたそうで、そこは四人部屋らしいので、母にそれを話して、「こういう個室もいいけど、四人部屋とかでも楽しいかな」と言うと、母は少し考えて「気の合ったいい人なら楽しいだろうけど、世の中には本当にいやな性格の人もいるからねえ。そういう人だと困るよね」とか言っていました。
母には短大時代の親友がいて、東京でやはり老人ホームに入っていて、しっかり
した字の年賀状が来ます。もしもそういう人がそばにいたら、母はもっと楽しいのだろうがなあと、ちょっと思ったりします。

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カツジ猫