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みなきち次第に本性を現す

物置で飼っている二匹の子猫の内、消極的でおとなしそうな黒猫の「みなきち」は、何だかそんな気もしていたのですが、次第に頭角を現して来ました。
今朝ミルクをやりに行ったら、一目散にかけよって来て、膝に乗せて哺乳瓶を近づけたら両手で抱え込んで催促し、二匹分をひとりでぺろりと飲んでしまいました。キジ猫の「じゅんぺい」のために、急いでおかわりを作って飲ませていても、もっと欲しそうに膝に登りたがっていました。

そうは言っても、てきぱきしていて元気がいいのはやっぱりじゅんぺいの方で、エサを皿に入れてやったら、食べる速さは断然じゅんぺいで、みなきちはゆっくりめです。じゅんぺいが、みなきちの方まで食べに行って侵略していると、さすがにみなきちは、片手を上げてじゅんぺいの頭を押さえていました。
じゅんぺいもまた、それほど意地汚いのでもなく、そこそこであきらめて、皿から離れてお化粧などして、積極的なのに卑しくはない、育ちのよさがあります。

二匹とも、子猫特有の熱心なまなざしで、私の顔をじっと見るのですが、じゅんぺいがまっすぐ明るく見つめるのに対して、みなきちの目は何となく物思わしげで、深い色をしています。どっちも、好みの人はたまらんでしょうね。
きょうはドライフードをやってみましたが、さすがに早すぎたか、なめているだけで、かじるまでは行きませんでした。

一方、庭では草ぼうぼうの荒れた中から、いろんな花が元気に咲き出しています。叔母のマンションの窓辺にあった、どこにでもある丈夫な花は、今年こそ滅びたかなとあきらめていたら、一気につぼみをつけました。もうかれこれ、うちに来て十五年になるのに、あっぱれと言う他ありません。

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カツジ猫