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めざせホテル

今日は朝から昼過ぎまでかかって、新しい電気温水器の取り付け工事でした。すぐに終わると思っていたので、お茶の準備もしないままで、業者の人には申し訳なかったです。お天気が暑くも寒くもなかったから、まあまあでした。

電気温水器としては、それも井戸水を使って働いたにしてはものすごく長い期間(多分十数年)がんばってくれた、前の温水器を「ありがとね」とねぎらって送り出し、写真も撮って別れを惜しみました。ほんとによく働いてくれたよなあ。

前に業者の方が見積もりに来て下さったとき、上の家の風呂場も居間も台所も片づけ真っ最中で足の踏み場もなく、「こちらの家は使われますか」と聞かれる始末だったので、よーし、取り付けに来ていただく日までに、風呂場も居間も台所も、ホテルのようにきれいにしてやると決心していたのですが、毎日それどころではない忙しさで、結局今朝の夜明けの数時間でものすごい強引な強行軍で、わたくし的にはホテルもどきの雰囲気にまで片づけました。

居間はこんな感じ。木彫りのクマさんに、昔ソビエト旅行で買ってきた派手なプラトークをかけているのはご愛嬌。片づけるときについ、ひっかけたのですが、意外と似合うじゃん。クリスマスと新年向けの衣装ってことにして当分着せとくか。

台所はこう。

風呂場はこう。

どってことないやん、とおっしゃるかもしれませんが、数時間前までの惨状を知っておられれば、ここまで片づいたのに驚かれるはず(笑)。

例の沖縄の花びんも適当な花を入れて、玄関に飾っています。もうちょっと似合う花がないか、これから探します。

で、散らかりまくってたダンボールだの紙の束だの、その他もろもろは、もうしゃにむに、書庫と仏間と押し入れにつめこんで、ドアも閉まらなくなりそうなのを無理やり閉めてとじこめた。さて、今からこれをどうやって片づけて行くかを考えないと。年内に何とかなるのかしら。考えただけで気が遠くなりそう。片づいた居間で居心地良く本をめくったりしていると、快適すぎて夢のようだが、書庫や押し入れの中のカオスを思うと、マジもう貧困層の生活を思って脅える富裕層みたいな心境になっちゃう。

それでもって、奥庭の方では、赤いバラにそろえて植えた、いろんな赤い花が咲きほこってものすごい。サルビアも花火のように広がっているが、今日その横にいきなり出現したダリアみたいなのは何の花だっけ。実に鮮やかな色と形でおのれを主張しまくっている。切り花にしたらよかろうが、もったいなくて切れないヘタレな私。

それから、業者のお一人は、あとで集金に見えたとき、奥の椅子に座っているカツジ猫を見て、「さわっていいですか」となでに行き、かわいいねきれいだねとほめちぎって、楽しそうに遊んで下さっていた。家でも犬と猫を飼っておられるそうで、本当に猫がお好きのようだった。カツジは調子に乗ってかみついていたが、「なれてるから平気」とおっしゃって喜んでおられた。よかったね、カツジ。今朝の診断メーカーじゃ、人の心は全然残ってなくて、円グラフはまっ黒だったけどな。

ラジオでちらちら国会中継を聞いてるが、首相の回答の空疎さもさることながら、疑惑の中心にいる萩生田やら山際やらが、堂々と政府を代表して質問に答えているのを見ると、この世のものならぬ世界を見ているような気分になって、これは現実か?とつい自問自答してしまう。それほどに異様な光景だと思う。

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カツジ猫