ちゃくちゃく?
中国の共産党大会で習近平さんがまたいろいろと勇ましいことを言ってるみたいだ。プーチンのおかげで、世界の首脳が悪い意味でいやに元気でやる気になってるみたいで、ほんと困る。誰か一人ぐらいは、「もうわが国も不景気だし問題山積なので、しばらく地味につつましく過ごすことにします」ぐらい言ってくれないものかしらん。
もっとも中国が台湾問題などでこんなに強気に出るのは、アメリカがそれなりの刺激的なことをしているからで、その流れも指摘しといてほしいよな、ラジオの解説とかも。「危険な動き」は両方の対岸から見ると同じことでもあるんだよ。
そんなこともだが、私が今何よりくやしくてたまらないのは、夕方の買い物で、五本で九十八円のきゅうりが山積みになっていたのを夢かと歓喜に震えながら買ったのだが、何でもう一パック買わなかったかということだ。明日もあるかしら、ないだろうなあ。
猫のカツジのための金網かこいの庭の中で、もうスノードロップの濃い緑の芽がいっせいにのび、水仙もあちこちで伸びてきた。で、まだ残っていたみょうがを引っこ抜いたら、いっぱい芽ができていて、山ほど収穫してきゅうりとサラダにした。
前に庭のみょうがを食べたら、土がまじっていてげっそりしたので、今回はていねいに泥をおとし、刻んだあともしつこく洗った。おかげで買ったものと同じにさわやかで、いい味がした。しかし、さすがに数日続いて飽きたので、今日はリンゴとレーズンをまぜたきゅうりサラダに切り替えた。
これにはいつも、スーパーでジャズりんごという、小さめの固いリンゴを使うのだが最近ないので、普通のリンゴを使ったら、柔らかすぎ甘過ぎでちょっとしまらない。いろんなリンゴを試してみて、ジャズりんごに似たものを探さなきゃ。というわけで、きゅうりはいくらあっても困らないのよ。
トマトも安かったから一パック買って来た。スーパーもなかなか健闘してくれている。
ともかく物価高は自衛しなくちゃいけないし、電気温水器の交換など大きな出費もあるから、前にも書いたように今年はクリスマスケーキもおせちもなしだと思っていた。しかし、どうせ例年おせちは適当に自分であれこれ(作らないけど買ったものを)詰め合わせてるし、クリスマスも小さい安いケーキとローストチキンだけならいいかと思って、スーパーや菓子店のパンフレットがそろそろ出てるのを物色して、一番安い小さなケーキとチキンを今日注文して来た。カタログには淡いブルーのケーキ(しかも小さくて安いのよー)とかカッコいい珍しいのもあって、死ぬまでにはこんなのも一回は食べときたいと思ったりもしたけど、来年にしよう。
ついでに、すごく安いものでいいから、自分にもプレゼントを買おうと思った。去年はネットで衝動買いした小さなくたっとしたトナカイのぬいぐるみが、ちょうどクリスマスに届いてうれしかったんだよなあ。と回想していて、待てよあれはバースデーだったかと迷い始め、そう言えば今年のバースデーも目の前で、またいつものように旅行でも映画でも品物でも食事でも絵本でも、何か自分にプレゼントをしないととちょっと浮足立った。
しかしとにかくお金がないから行きつけの文具店か雑貨店で、すっごく安い小さな箸置きとかハンカチとか千円前後のものを買うつもりでいたが、今日、隣町のイオンで、派手なしましまのアクリルの安いセーターがあったから、小銭入れの中身を総ざらいしてつい買ってしまった。150円でプレゼント用にラッピングしてもらって、押入れに放り込んである♪
これはバースデー用にして、クリスマスは、カード入れとか、コーヒーマグとか、いろいろと安物を物色中。前から近所のスーパーなどで、安い服や雑貨が最近とても趣味がよくなってかわいくなっているので、叔母が残した超高級品や母の手編みのセーター類を大事に着てクリーニング代で泣くよりも、こういう安いこざっぱりしたファッションで決めたいなあと思っていた。そういう生活に、だんだん移行しつつあるようで、よい流れかもと、ちょっと満足だ。「第三の男」の映画の名せりふにたてつくなら、ルネサンスの芸術よりも鳩時計で何が悪い、という感じ。あ、私の自費出版の小説シリーズ「鳩時計文庫」もそこから来てるネーミングなんだけどね。
と言うように貧しいなりにちゃくちゃくと年末年始の準備中(笑)。
写真は、このまえ買った紫の可憐な花が「水揚げが難しくて、うまくいくといいけど」とお店の人が気づかった通り、いまいち長持ちしなかったので、短く切って飾ったもの。これだけの方がカッコよかったんだけど、前にさしてた黄色のガーベラがまだちょっとしおれてないので、つい残してしまいました。まあこれも渋くていいかもね。