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やっと寝られる

金曜日の議会傍聴は面白かったし、今日の憲法討論集会も五十人ほども参加して会場はいっぱいになり、講演も討論も充実した内容で面白かった。報告したくてたまらないのだけど、毎日そうして出歩いているから家事が片づかず、日中は暑いから疲れまくって、食事のしたくもしたくなく、今やっと、猫たちの汚した毛布を洗濯して暗がりの中、手探りで干した。はー、やっとこれで寝られる。へっとへとだ。

一番困るのは、こうやって何かかにか毎日やってると、働いてるような錯覚に陥ることだ。一番肝心の自分の研究は、さっぱり進んでいないのだもの。
明日もまた会議で、いったいまあ、どうなることか。

昔の情報センターの知り合いの話では、教育大は情報関係もいろいろ心配な点があるらしい。これこそ、弱点を外部に知られちゃ困るから、詳しいことは書けないけれど。

カツジ猫の目元が涙で汚れてはげて赤い肌が出ていたのを、しつこく薬を塗ってやっていたら、やっとこさ、芝生のようにきれいに灰褐色の毛が生え揃った。これで明日のお客さんに会わせる顔ができたというものだよ、ねえカツジ(笑)。

庭を、この前と同じみたいなアゲハチョウがひらひら飛んでいた。同じ蝶なのか新顔なのか。クリーム色の彼岸花もあちこちに咲きだして、夜は虫がうるさいぐらいに鳴いているのに、日中はまだまだむし暑くて仕事にならない。

野球なんか見る(というか、聞く)ヒマもないが、ホークスと西武はあいかわらず、とんでもないデッドヒートをしている。一方で日ハムが負けつづけて、悪趣味だが2ちゃんねるのスレッドのコメントの数々を読むのが、気の毒なのに皆、嘆き方が品がいいので面白くてつい読んでしまっていた。そこで読んだのではないのだが、横浜の林市長が、カジノ問題で抗議されて、怒りのあまりに部屋にもどったとたん、書類をたたきつける様子がドアのガラス越しに映っていて、それを報道されたら、「手がすべっただけ」と弁明したらしい。したらば誰かが、「手がすべっただけで、あんなに飛ぶのなら、日ハムのリリーフに来てほしい」と書いていた。あのさあ。

海外ドラマ「グッド・ワイフ」を最初から見直してると書いたが、ウィルさんの留守電をイーライさんが消しちゃったので、それを知らないままにアリシアとウィルが過ごしてるのが、その後の展開を知ってると、ものすごくかわいそうで胸が痛くなる。普通ならイーライを憎まずにはいられないところだが、映画「チョコレート・ドーナツ」の名優さんなので、したたかで悪いやつなのに、どこかいい人っぽいのがにじみ出て(まあ脚本もいいんだろう)嫌悪感が生まれないのが大した演技だ。

専門の研究が進まないだけならまだしも、読みさしの本がたまって、ちっとも減らない。一気に読みあげる予定だった「ヒロインズ」もやっと半分終わって第二部に入ったばかり。面白いんだがなあ。男性作家たちの陰に隠れた女性作家たちの苦悩を掘り起こしているのが、とても新鮮でパワフルで、世界が180度回転して裏側から見せられているような衝撃が襲いつづける。
この作家に、森村桂をぜひぜひ知ってほしいなあ。男性作家に消されたのではなく、女性作家である彼女自身が、男性中心の社会と価値観の中で自分を消してしまった、ホラーに近い悲劇は、きっと、この作者の書こうとしたテーマに、いい題材を与えるだろう。

空手形になっちゃうかもしれないけど、明日は何とか、市議会と討論集会二つの報告を書きたい。

写真は、迷いつつ買った白いラックが、うまく部屋にはまって私を満足させてる風景。白のSフックをいっぱいくっつけたので、ちょっと、ごちゃごちゃして見えますけどね。

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カツジ猫