やるやん赤旗
「しんぶん赤旗」の日曜版が、第一面で夫婦別姓問題について、なんと経団連の担当者にインタビューしている。小池晃議員が国会で、「経団連と共産党の小池が同じ意見になっているなんて皆既日食みたいにめったにないこと」と言ったように、この点で両者の意見は一致している。それにしても何というか、正しく(正しいからこそ)柔軟な姿勢にやるやんと感心し、この調子で政権取って世界と外交してくれたらいいのにと、かなわぬ望みをあらためてかみしめた。他に「虎に翼」に関する特集もしていて、私がここで書くようなひねくれた立場からじゃなく、まっとうに評価していて、これもまた心強かった。共産党のすることには、まったく危なっかしいところがない。政権与党や自衛隊や連合や報道機関などが、思想信条はともかく(というのも無茶だが)、手続きや姿勢だけでも、このようにまっとうであってくれたら、ずいぶん安心して暮らせるのだがと、これまたついつい考えてしまう。
…とか書いて、忙しいからそのままにしていたら、トランプが狙撃されるわ、バイデンさんは辞退をせまられるわ、あらゆる意味で、何だかあんまりろくでもない方向に流れが生まれているようで、やけにならないでいるのに骨が折れる。それにつけてもアベ元首相を狙撃した山上容疑者の扱いは、いったい今どうなっているのだろう。週刊誌で読んだのでは、彼のお母さんの統一教会への信仰はゆらいでいないとのことだったが、何だかいろいろ、気になってならない。
私はとにかく、何でこうなのか、さっぱりわからないままに、何だかやたら忙しい。叔母の遺したたくさんのバッグの中に、大きめの薄手の黒いビニールバッグがあった。これが保存のしかたが悪かったかして、全体がなかば溶けたようにべたついてしまった。
どうしようかと思いつつ、今進行中の断捨離の勢いで、捨ててしまおうかとも思ったが、念のため隣町のバッグなどを修理する店に持って行ったらこれはもうだめで、捨てるしかないと言われた。
お墨付きをもらったから安心して処分しようかとも思ったけど、前にネットで調べたら、重曹とベビーパウダーで復活すると書いてあったのを思い出して、半信半疑で生まれて初めて重曹を買って(食用かい掃除用かいと迷ったりしながら)、洗面器にバッグといっしょに山ほどふりかけて洗ったあと、しばらく放置して、また洗って陰干しにしてみた。
そうしたら、何だかぬるぬるやべたべたがとれて、普通に使えそうなのである。
小さいポケットもあって便利だし、とにかく何だか見るからに上等そうだし、内部は完璧にきれいなままだし、いろいろ使ってみようかと思っている。どこまで長持ちするかも知れないが、救ってやれて本当によかった。
でも、こんなことしてるから、そりゃ、時間は足りなくなるわさなあ。と、変なことを実感したり感心したり。