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よい日です。

◇ダニー・ネフセタイさんの講演、わかりやすくて面白かった。イスラエルでパイロットになりかけた後、今は日本で家具職人、体験を聞いてるだけでも、本当の意味での、すごい優秀なエリートなんだろうと痛感します。母親大会など、いろんな催しと重なったのですが、20人以上の参加者で、質疑も盛り上がりました。

アウシュビッツで数千人もユダヤ人を殺していた男女が、人を殺しまくったその直後、保養施設で皆でにっこり笑っている写真を紹介、今のイスラエルでパイロットがパレスチナ占領地区を爆撃して住民を殺したあと、帰って家族と朝ご飯食べる風景もそれと重ね、「想像力」と「ハート」が何よりも大切なことを指摘しました。いやもう、盛りだくさんで名文句も山盛りで、こんなもんじゃないんですが、とにかく面白かったです。

◇今日中に返さなくてはならないDVDの「手紙は憶えている」をさっき見終わりました。何のことだかって題名ですが、原題は「リメンバー」で、この邦題もたしかに内容に合ってるんですよね、最後まで見ると。
クリストファー・プラマーが認知症の老人になって、しかもアウシュビッツで殺された家族の復讐の旅に出る、ってすごい内容で、でも、魅力あふれる名演技で、ラストの落ちもいやーなかなか。今日の講演の質疑とも重なる象徴的なところもありました。加害者なのか、被害者なのか、みたいな。

◇「ワンス・アポン・ア・タイム」の新シーズンのDVDの続きもめでたく借りて来られて、しばらくは楽しめそう。それから、ダニさんの講演に出かけようと、あわただしく家を出たとき、玄関先の花壇から、何かがひらっと飛び上がったと思ったら、朝カツジ猫が取ってきたのを逃がしてやって、花の上にのせていた、あのちょうちょ。羽の下の方が破れて穴があいてたはずですが、威勢よくひらひらとあちこちを舞いまわって、屋根の上に消えて行きました。よかったよかった。

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カツジ猫