わお
朝からテレビの日曜討論で、専門家の人たちが、選挙とSNSのことを話し合っていた。冷蔵庫の残り物ででっちあげたカレーを食べながら、適当に聞いていたら、まあだいたいもっともなことを話していた。
その中で、SNSは、自分の気に入った意見ばかりを見ることになりやすいから、世論や社会が二極化するという問題が語られていた。これは私が相当前から気にしていたことだ。こちらに詳しく書いているが、ネットかパソコンか何かは、私の書くものから見破るのか見抜くのか(しゃらくさい、と思うけど)、ひたすらこっちの気に入る記事や映像をどんどん送りつけて来る。一時、庭に置くオブジェを探していて、結局買わなかったのだが、あちこち検索していたら、巨大なコブラの作り物の画像があって、面白いから何度か見たら、それからもうずっと、このコブラさんがいつも画面に出て来てうんざりした。
検索したら出て来た。多分これだよ。ヘビが苦手な人は閲覧注意。
もうひとつ話されていたのは、投票率の低下や選挙への無関心の問題で、これもちょっと前に紹介したけど、前に書いたことがある。投票率はもちろん高い方がいいけど、高けりゃ皆がよく考えてるかっていうと、それはまた別なんだよな。
あと、マスメディアの役割だが、私なりにひとつ言っとくと、朝日や毎日、その他の大新聞が、ネットで記事を紹介するとき、最初だけちょろっと出して「後は会員になって、お金を払って」とぶったぎる、あれは絶対やめてほしい。感じ悪いし、手間がかかるし、そうまでしてまで読みたくない。リベラル派からはわりと嫌われる読売新聞とかは、最後まで全部読ませてると聞いたことがある。それじゃ勝負はもうついたようなものだ。どんな立派な記事であれ、そういう出し惜しみしててどうする。金儲けなら他のことでめざしてほしい。
ついでに言っとくと娯楽やスポーツ関係でもこういうやり方がめだつようになったが、あれはつくづくまずいよなあ。
最近私がプロ野球やホークス関係のことを見たり書いたりしなくなったのは、ホークスの場合だと球団独自のニュースがこのような会員制になっていて、選手や球団の情報がまったく中途半端にしかわからないことだ。ベテランや中堅や若手の選手の人柄や関係が全然わからないから、さすがに恐くてうかつに何も書けなくなった。
しかもどうやら、情報を独占しようとしてるのか、他の媒体での報道も規制してるようなふしがある。まあ何かいろいろ事情もあるのかしれないが、これは本当にまずくないか。
自分の書いた記事もリンクされてたりすることもあって、ときどき周東選手のハッシュタグなどのぞいて見たりすると、何だかタレントのファンサイトのようになっていて、もちろんそれもほほえましくて楽しいのだが、本人や球団の状況がまったく伝わって来ない。他の選手もほぼ同様だ。何を守っているのか知らないが、限られた選ばれた人にだけ公開してる閉鎖的な情報集団は、何だかいい結果を生みそうにない。
スポーツや芸能や政治や、情報発信を志す者なら、中途半端に出し惜しみするのはやめて、特殊な手続きをしない人たちにも、ちゃんとニュースを与えた方がいいのじゃないか。そんなところをけちっていると、受け手の方は、それこそ立花なんとか氏のような、虚実わからんでも惜しみなく放出するニュースの方を見るようになるよ。
心配していた「砂と手」第一冊の表紙ですが、なかなかきれいに仕上がって来ました。
私のあの下手な絵が、ここまで化けるかと空恐ろしいです(笑)。