わー、秋だ
家の裏は崖になっていて、叔母が、いつかがけ崩れがあって、あなたが家ごと埋まると、死ぬまで心配してたのですが、数年前に上の土地が造成されて住宅地になり、それにともなって、立派な外壁が出来ました。叔母が生きていたらさぞかし喜んでくれたことでしょう。
外壁はそのまま奥庭の境界の壁になっていて、大きな船のへさきが庭に食い込んでいるようで、見上げるのが相当好きだったのですが、いつからか、コンクリートの壁にしぶとく蔦がひろがり出して、それはそれで、ちょっといいながめでした。
したらば、この前、久しぶりに行ってみたら、その蔦が真っ赤に色づいて、なかなかシュールと言うかグロテスクというか、また一段といいながめになっていました。
近づくほどに、無気味さが増す。うちの庭らしくて、なかなかいいわ。
ここはもう、なりゆきにまかせるしかないのですが、荒れ果てて草も木も茂り放題のわが家の庭は、私の目から見ると、きれいに刈りこんだり草とったりしたら、それは美しくカッコよくなりそうなのが、わりとわかるんですよ。まるで、田舎出の美少女か美少年が、汚れて髪ぼうぼうで、ぼろを着ているのを見て、あー、磨けばどんなスターになるだろうと、わくわくいらいらしてる、手練れの芸能関係者みたいな気分(笑)。
夏の疲れが出続けてるのか、もう眠くて疲れて毎日ぱっとしません。書きたいことは山ほどあるけど、とにかく今はごはんを食べて、授業の準備をしなければ。