アウルクリークの橋の上
いつかは使うんじゃないかと思って、そのへんに突っこんでいたダンボールがめちゃくちゃ余っていて、そろそろ全部たたんで、ごみに出そうかと思い始めていた。しかし、未整理のものをけっこう放り込んだりもしているので、当面「未整理」のラベルを貼って、書庫にでも積み上げておけば、少しは見た目もよくなるか、もしかしたら画期的に片づくかもと、発想の転換をしたのが、もう一週間ほど前(笑)。
何でとりかかれなかったかというと、せっかくなら、そのダンボール箱に、これもなぜかやたらとあまってる糊と、カレンダーその他から切り取ってためていた絵とを使って、きれいな箱にしてやれと思ったからだ。そうすると、その絵を貼るのに、下敷きにする新聞紙にはみだした糊がくっつくのだが、それはそのまま古紙に出してもいいものだろうか、と迷ってしまって、そこで作業が頓挫していた。
昨日やっと、仕事の合間にネットで聞いてみた。したらばいつもの、慇懃なAIが、地元の廃棄物のルールまで調べてくれて、懇切丁寧に答えてくれた。それによると、
子どもの工作程度の糊なら(私の場合も多分これ)、乾かしたあと、新聞紙ではなく、雑紙として出せば問題ない。
べったり重なったりくっついたりしてしまったら、燃えるごみに出す。
新聞紙の再生作業や機械は糊に弱いが、雑紙の方はある程度なら対応できるようになっている。糊がついた紙は、乾かしてから雑紙に出すようにする。
だそうで、懸案事項がひとつ解決。さっそく一つこしらえた。これは以前に作ったものだが、まあこんな感じになるのです。荒っぽい手作業なので、あんまりきれいじゃないですけど。

いただいた本の数々も、読まなきゃならないのがたまっていて、枕元が片づかない。よく思うことだが、コスパやタイパということでは、庭いじりや家の片づけ、掃除や料理が、一番短時間で効率が上がる。読書は、特に学術書は面白くて楽しいんだけど、時間を食って、これといった成果が目に見えないのは、一見一番達成感がない。
でも、それがいやで、ちゃんとした読書をしないでいると、目に見えない財産が蓄積されず、目減りして行って、どんどん中身がすかすかな人間になりそうで、それも困る。それに、時間つぶしや退屈しのぎという点では、一番コスパ&タイパはいいのかもしれない(笑)。
その合間に気軽に読み飛ばす文庫本もあって、ここ数日はピアスの短編集を読んでいる。「悪魔の辞典」を書いた人で、短編の名手でもある。「アウルクリークの橋の上のできごと」だっけが、特に有名だ。
プロ野球の日本シリーズは史上初の初戦からの三連続延長戦になった。ホークスがまた2-1で勝った。昨日の不振でファンからたたかれていた牧原大成選手が同点タイムリーを打って今日はほめまくられている。しかしまあ、どの試合でもホークスはリードされ、絶対敗けると最後の最後まで思わせておいて、嘘のようなとんでもない逆転で勝ち、しかも毎回ヒーローが入れ替わる。何だか「アウルクリークの橋の上」で絞首刑になりかけた男が間一髪で脱出して故郷の家に帰ったと思ったとたん…みたいな展開で、両チームとも選手やファンは、きっとそういう心境だろう。
さすがにこれに注目しないでいたらメディアはまずいのじゃないかと思うけど、どうなんでしょうね。選手やファンは、これだけのゲームをしていたら、充実感も幸福感もそれなりにあるから満足だろうけど。ただ、さすがに疲れて来たのか、負傷者やけが人が出始めているのは心配だし、ファンの中にも悪役探しみたいな気配が少し見えているのも、気にはなる。せっかくこれだけの名試合をしているのだから、卑しいことや醜いことは、グラウンドでも客席でも、最後まで起こらないでほしいと願うのはぜいたくかな。ベイスターズの悪口を書いたタオルを掲げたファンの自撮り?写真を、周囲が「こんな人はホークスファンじゃない」と怒ってコメントしているのは、笑いつつ、ちょっとほっとしたりする。
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