カツジ猫に嫌われた。
◇とんでもなくいい天気です。
今朝、歯をみがいていたら、例の天才うぐいすが、また鳴いていました。
それも、谷渡りという鳴き方なのですが、通常のピッチョッケピッチョッケの前に、ルルルルルーと前奏をつけるという、すご技をやってくれていました。
実は昔、祖父がめじろやうぐいすをいっぱい飼っていて、竹ひごのかごに一羽ずつ入れて、「吉四六」とか「松峰」とかいう名札もつけて、廊下の柱にかけていました。おかげで一日中、鳥の声の中にいました。
たまに、よその人の鳥と鳴き合わせの競技もしていたようです。
だから、たいていいろんなうぐいすの声も聞いたと思うのですが、こんな前奏つきの谷渡りをするのは初めて聞きました。祖父が聞いたら喜んだでしょう。
あれ、今ちょっとネットの画像で見たら、このうぐいすは、立派に前奏つきで鳴いてますね。鳴き方のキレもなかなかです。でも実際にはこんなの、なかなかいないんですよー。
https://www.youtube.com/watch?v=F_tsgUb6MJE
うちの近くで鳴いてるのの、姿を見たいとちょっと思っていたんですが、きっとこういう顔?してるんでしょうね。かわいい。
◇上の家の雑貨というかがらくたを片づけています。その間に、母のブラウスを持って行ってやろうと、クローゼットにしている二階に上がって、ひっかきまわしていると、化粧品や小物が入った紙袋をひっくりかえして中身が床に散乱しました。
早いところ捨ててしまっとけばよかったと思いながら拾い集めていると、高そうな小さい香水の瓶が出てきて、開けたらまだ残っていて、いい香りがします。思わず気分転換に耳の後ろにつけて、ちょっとリフレッシュした気分になって片づけを続け、空になったダンボール箱を処分しようと庭に出ると、カツジ猫が下の家の庭の金網の中にある棚に座って、仏頂面をしていました。
「はいはいごめんね、その内ごはんに戻るから」と言いながら、金網ごしに指を入れて顔をなでてやっていると、私の顔が近づいたとたん、ぶるっと飛び上がって、あとずさって、どっかに行ってしまいました。
何で?と驚いたけど、考えたら香水の匂いが気に入らなかったんでしょうね。
今夜いっしょに寝てくれるか心配です(笑)。
◇さて食事をして、もうひと仕事ふた仕事片づけて来ます。