ギボウシの花
忙しすぎて、ニュースもろくに見てないけど、トランプ氏がまた、決まったはずの関税を勝手に自分のいいようにねじまげて、がたがたぬかしているらしい。
ほんとに、前に言ったことや決めたことを、ずるずる変えてちっとも覚えていないのは、参政党とそっくりすぎる。まともに議論や交渉ごとのできる相手じゃない。
石破首相はアベ氏以来久々の、ふつうにまともな政治家と思うが、そんなに詳しくこの人の癖や性質を知ってるわけじゃない。ただ、国会やその他でトランプについて語るとき、礼儀は決して失さないし、バカな無駄口ははさまないで、必要なことだけをちゃんと言ってるだけなのに、絶妙に「トランプってのはまともに相手できる人間じゃないのでして」と明確に示しているしゃべり方をするのが、最高だ(笑)。「一方的に長くあちらがお話になることが多かったのですが、そのような質問や提案はいっさいなかったと記憶しております」みたいな言い方ね。「酔っぱらいがくだを巻くようにべらべらしゃべりまくってたけど、あんたが聞きたがってるようなことは、その中にはまるでなかったねえ、おあいにくさま」と言ってるのが聞こえるようだが、参政党の代表は、それもわかってないんだろ。疲れるけど、笑えるよ。
猫のカツジがエサを食べにくそうにするので、雨模様の中、病院に連れて行った。また体重が少し減ってたが、特に悪いところもないようで、口は抜けた歯のあたりが痛いのだろうけど、お医者さんがさわっても口を開けても、そう暴れるわけでもないから、「そんなに痛いのではないでしょう。違和感がある程度でしょう」とのこと。手術してもいいけど、高齢だし体力がもたないかもしれないからと、痛み止めの注射と飲み薬で対応することにした。まあ、一安心ではあるが、ひー、またお金がかかるよー。
帰って来たら、安心したのか、お腹が減ったか、何かよこせと鳴いている。わけてやるお刺身が何かあったかな。私はお昼に食べすぎたので、今夜はそうめんにしようかしらん。
今日の俳書の読書会では、またいろいろと面白い句が。
藤の花の句がいくつかあった中に、
ぎぼうしに届くや藤の花盛
というのがあった。「ぎぼうし」って何かと思ったけど、上の動画のような花らしい。で、藤は「花盛り」というのがポイントで、満開の藤が垂れ下がって、その先が、下のぎぼうしの花に触れ、どっちも紫で似てるから、とけあっちゃって区別できない、みたいな、あー、きれいな句じゃないかー、ということになった。多分その解釈でいいよね? これもけっこう現代の句でも通用しそう。「ぎぼうし」の花を知ってるかどうかで、感動の度合いもちがうだろうな。
あと、
手をあぶる妹が(火熨斗(ひのし)やはるの雨
というのもあって、私は祖母が使ってた、こてみたいなのを思い出し、他にも同じ人もいたけれど、スマホで検索して出てきたのは、ひしゃくみたいな形のやつで、まあその方が、中に入った炭火で火鉢代わりにする感じにはいいなってことになった。
これは、祖母の使ってたやつ。


こちらが、本当の火熨斗。
借り安き鍋は穢さじ藤の花
って句もあって、「借りやすい鍋ってどんなん」「鉄製かな陶製かな」など、盛り上がったが、これは結局よくわからなかった。
来週はお盆のせいか、マッサージのお店もその他も、おおかたお休み。この機会に家の片づけを一気に進めたいのだが、できるかな。無理かな。