クマゼミと朝顔
今日の気温は37度。まともじゃないわ。うっかり真っ昼間に買い物に行って、死ぬかと思った。
まだそんなこととは知らない朝早く。燃えるごみを出しに行った帰り、ご近所の塀の外で木から落っこちたらしいクマゼミを拾った。つまんだら、えらい大声で鳴きわめいた。羽が片っぽ少しちぎれていて、ちゃんと飛べないらしい。
声を限りに鳴きつづけるのをそのまま持って帰って、玄関前の大きなキナモチの木にとまらせてやったら、のそのそ枝まで上って行って、ごきげんで樹液を吸って、全身を震わせて鳴いていたのでほっとした。しかし、あれでは飛べなくてまた落っこちて、あえない最期をとげるかもしれないが、まあ、アスファルトの道の上でくたばるよりは、樹液も吸って最後の時間を少しは楽しめたからいいだろう。もちろん、何とか生き延びてくれたら、それに越したことはない。
枝をあちこち移動するので、何とか写真におさめてやろうとしたが、うまく行かず、やっとこれだけ撮れました。と言ってもどこにいるやらわからんでしょ。めっちゃ拡大したら、右下の枝にとまっているのが見えます。わかるかなあ?
それで、こんなことしてるちょっとの間に、珍しく二輪開いている朝顔を撮ってやろうと思ったのに、二輪ともしぼんでしまいました。明日また咲いてくれるといいけど、どうだろなあ。シャッターチャンスは難しい。