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グロリオサ

月の初めに祖父の50回忌をささやかーにすませて、いい気になっていたら、肝心の命日を忘れてました。
今日あわてて、花とお酒とお菓子を買って来て、とっちらかった仏間に供えました。ふう。明日は無理でも、せめて今週中には、仏間をはじめ、上の家をすっかり片づけてしまわないと。

花は、派手好きな祖父が好きそうなグロリオサです。この花が元気な内に家を片づけてしまいたい!

適当に流して見るDVDは、今なつかしい「マスター・アンド・コマンダー」にしています。この映画については変な予告編が流されて、憤慨した人たちとけっこうな抗議行動をして何とかましな状況にしたのですけど、それでなかったらDVDのジャケットや何かも、とんでもないものになってたんじゃなかろうかと、今さらながら、ぞっとする。

当時はそんなこともあって、本当にくつろいだ気持ちで鑑賞できなかったんですが、あらためて見るといい映画だなあ、すみずみまで。帆船の優美さ、それが激突するすさまじさ。
これが公開される前、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズが大ヒット中で、あの映画じゃ最初のころ、帆船を二人ぐらいで動かしてたりしたのが、あり得ないことだというのが、この映画を見るとよくわかる(笑)。その後のシリーズじゃ、ちょっと人数が増えてたな、たしか。

艦内の人間関係も切なくリアルで、士官候補生と水兵たちの様子など見ると、上司や指導者の難しさが今も同じだとつくづく思う。新任の学校教師なんて、身につまされすぎるわ、いろいろと。「戦艦バウンティの反乱」とか「ケイン号の反乱」とかで描かれた事件の数々も思い出す。
出て来る食べ物が、たとえごちそうでも、どれもちっともおいしそうじゃないのも、わざとなんだろうけど、よくできてるなと感心する。

でもさ、一番ショックだったのは、主演のラッセル・クロウが原作に忠実にものすごく太ったはずで、実際当時見たときは、かなり太ったなと思ったのに、今見たら全然スマートに見えちゃうこと。彼も私自身も最近太ってるからよね、これは、きっと。

でも、もうずいぶん見直したから、そろそろまた変えようかな。レンタルショップで借りて来てもいいんだけど、返すの面倒なんだよね。手持ちのを見るのに慣れてしまうと。

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カツジ猫