シベリアの猫
私が名古屋の大学に勤めていたころだったから、もう四十年ほども前になる。旅慣れた友人とともにシベリア鉄道の旅をした。まだソビエト連邦の時代だった。
フェイスブックで外国の猫は大きいという話題から、レニングラードで見かけた猫の話になり、写真を見たいと言われて古い古いアルバムをひっくり返したら、ちゃんと見つかっただけでなく、当時のメモまでちゃんとアップできそうでうれしい。この旅行の写真をまとめておいたアルバム三冊も、写真もメモ紙も、少しも張り付いたりせず、色も変わらず、実にきれいに保存されていたのに感動しちゃった。折りたたみ式のやつで、メーカーも商品名も何も入ってないから、どこの製品かもわからないのよねー。
肝心の猫の写真ですが、ものすごく小さくて、あまりご期待にはそえなさそう(笑)。あと何枚かあるから、おいおい紹介して行きます。
それと、これは第二次大戦で亡くなった人たちの巨大な墓地。ソ連では、あの大戦で世界でもけたはずれに多数の民間の死者が出ていたはず。だから戦争反対という点では、絶対に信頼できると思っていたんだのになあ。イスラエルとともに、あらためて現状の苦さをかみしめる。それを許してしまった自分自身へのくやしさも合わせて。