タイトル。

◇小林よしのり氏、朝まで生テレビで、こんなこと言ってたのか。彼のファンや支持層はぜひ耳をかたむけてほしい。しかし、今アベを支持だか黙認だかしているような人たちというのは、もはや小林よしのりの本さえ読んだりする能力や気力がない人たちなのではないかと、ちょっと心配になる。

小林よしのり「左翼と一緒に反対したくなかったから我慢に我慢を重ねてきたけど、この共謀罪はアカンわ。これはもうダメだわ。しかもテロ対策と誤魔化してウソついて国民を騙してる。こんなやり方は絶対にダメだわ」(平沢勝江、狼狽。お口パクパク言葉が出ず)18秒 / 5.26朝生より


https://twitter.com/I_hate_camp/status/871009290386948096

◇政府を告発した前川氏が「出会い系バー」に通ってたというけど、実は貧困のためにそこで働いてる女性たちの調査に行って、生活の再建に力を貸してたという、絵に描いたような美談だったことを、週刊誌が書いている。綿密な取材をした、いい記事だ。市民連合の会議でその話をしたら、一人が「えー、私は見出しだけ見て、また前川さんをおとしめる、いやな記事と思って買わなかった」と言う。

笑ったけど、あとで気づいた。アベを支持する人たちのネットでの書きこみや、アベやスガの発言（これを並べていっしょに批判できるってのも、思えばすごい状態だが。匿名の無責任な投稿と、一国の支配者の発言が同じ信用度だなんて）にしても、嘘八百のでたらめでも、そんなことはかまわないんだな。電車の中の見出しだけの広告とか、新聞記事のタイトルとかだけで、「あー、出会い系バーに行く人」とか「へー、そうなんだ」と印象をうけるだけで、目的は達するのだ。気をつけて、目を光らせておかないと。

江戸時代、歌舞伎作者の地位は低くて、どんな名場面や名せりふを書いても、役者の都合でばっさり削られたり変えられたりしてしまうので、唯一変えられないものとして、題名に凝りまくった結果「伊達競阿国戯場」とか「義経千本桜」とか、あ、これは浄瑠璃の題か、とにかくそういうきれいなタイトルが生まれたというが、こちらもそういう意気込みでがんばっておかなくてはいけない。

◇ワクチン疲れのカツジ猫はどうやら復活した模様。さっき、庭から帰ってきて甘えるので、ひざにのせてやったら、しばらくそのままそうしていた。
私は自分が男性だったらよかったとか、そもそも自分以外の人間だったらよかったとか思ったことは多分生まれて一度もないが（笑）、ただ、こうやって猫をひざにのせる時だけは、マッチョな男のぶっとい太ももの長い足だったらいいなと思う。猫の居心地よく座れる安楽椅子になるような。私の短い足だと、大柄なオス猫はどうしてもはみ出る。
今朝のカツジも、やがて飛び下りて行ってしまった。今はベッドで寝ているらしく、小さいいびきの音が聞こえる。