デモや猫やドラマや。
◇今日は何だか暖かい。
仕事をはかどらせなければならない。
◇昨日、銀座で安保法反対のデモが行われ、4500人が参加。石田純一さんもスピーチ。大竹しのぶさんもメッセージをよせたって。右翼の街宣車が突っ込んだけど、止まった行進が路上ライブ状態になって逆効果だったらしい(笑)。
https://twitter.com/hashtag/1206%E9%8A%80%E5%BA%A7%E5%A4%A7%E8%A1%8C%E9%80%B2?src=hash
◇沖縄では「戦場む止み」の映画にも出ていた、ヒロジさんたちが逮捕された模様。あの映画を見ているだけに、逮捕の時の状況がありありと思い描けて、早く何とかしなくてはと気持ちがあせる。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-183415.html
◇昨日の毎日新聞に福岡教育大学が政府の交付金が減る中、予算不足で美術の授業が開けないという問題を大きく取り上げていた。諸悪の根源は国の政策にあるということを、まっすぐに示した、いい記事だった。こういうところから、大学の問題に世間が関心を持ってほしい。
http://mainichi.jp/articles/20151206/ddp/041/100/013000c
https://www.facebook.com/gakuchousen/
同じ新聞に姜尚中さんのコラムがあって、飼い猫のラグドール「ルーク」について書いていた。
姜さんは、もともと犬派で、猫を飼うのは初めてなので、コラムの内容も猫についてはどうということもないのだが、むしろ猫を知らない人がいろいろとまどっている様子が、ねらってないのに、すごくおかしい。
「ルーク」が座って外を見ている様子が、なんだか孤独で寂しそうで切なかったので、もう一匹活発なベンガル猫を試しに預かって同居させたら、ルークが超びびって閉じこもり、結局同居はやめてベンガル猫は戻したというのも、ふりまわされ方がはんぱない。
http://mainichi.jp/articles/20151206/ddm/013/070/003000c
猫が座って外を見るのは、よくあるポーズだが、それを「尻もちをついて前足を丹念に整えて」と普通の猫好きとはちがう表現をしているのも新鮮だ。尻もちねえ(笑)。
それに、満ち足りているけど何かが足りない、淋しい、空しいと思っているように見える、って、もう何を感情移入しているの。まあわかるけど。猫ってそうだから。なれてない人はやられる(笑)。
◇昨日はむなかた九条の会は、定例会で、ミニ学習会はマスコミについてだった。人工透析の間、ずっとテレビを見ているしかないという方が、いろんな分析や報告をして下さって、すごく面白かった。一月は憲法、二月は教育、三月は中国についてやる予定。
◇海外ドラマの旧ナポレオンソロのDVD全巻を、ぼちぼち見ている。英語字幕しかないけど、どうせしゃべってる場面なんかそんなにないだろと、たかをくくったのが大間違いで、敵も味方もけっこう皆しゃべってる上、悪の組織の壮大な計画など、かなり複雑な内容もある。わからなくても困らないのだが、つい理解しようと字幕に見入るので、画面をなかなか見られない。
映画をきっかけにファンになった人や、昔からのファンの人のページが、時に腐女子目線のよこしまな(笑)視点であれ、けっこうドラマの筋にふれてくれているので、今のところそれが手がかりになって助かる。しばらくブームが続いてくれないかな。
前にも紹介したこのページは、特に腐女子というのではない熱心なファンの方のだが、これを読んでまた公開中の「コードネームアンクル」の原作尊重に気づいたのは、この方がこれを書かれたのは映画公開の数年前で、映画のイリヤが精神不安定という設定なんかドラマではまったくないのだが、それでも愛情こめて深読みというか深見したこの方は、普通にイリヤは情緒欠陥ぽいと冗談まじりにだが書いておられる。それを鷹揚なソロだけが受けとめて、なつかせている、という図式も指摘している。
http://lenechen-lenechen.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html
その関係性こそが、今、映画を見た人たちが時に拡大解釈して、きゃーきゃー喜んでるそのままじゃないか。
ガイ・リッチー監督は、本当にドラマをよくわかっていたのだなと、あらためて思う。
アメリカで興行が思わしくなくて、続編が作れないのがどんなに残念だったろう。まあ日本ではそこそこヒットして、続編をぜひという嘆願もされているようだけど。
私も続編は見たいのだが、ここまでドラマを理解してはまっている監督だと、続編でも作ったらどこまで恐ろしいことをしてしまうだろうかと思うと、それはそれでちょっと心配なところもある(笑)。