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ネグリジェ長者。

◇上の家の白黒猫のマキと灰色猫のグレイスは、一応無事に暮らしているようだ。朝行って見たら、マキは、グレイスが来ないとわかったのか、元の物置きの寝場所に丸くなって熟睡していた。ものすごく息づかいが大きいような気がして心配したが、単によく寝ていたらしい。起こさないようにそっとトイレの掃除をして、エサだけやって引き上げた。
グレイスは巣の中で、派手に喉を鳴らしていて、「満足してます」とアピールしているようだった。狭い部屋でもちゃんとトイレを使い、エサも食べていた。考えてみたら、小さい部屋になったので、かえって暖かいかもしれない。その内、居間が片づいたら、そこにも入れるようにしてやればいいか。
マキは、その後、そうっと猫部屋の奥ものぞいていたので、グレイスが来ないとわかれば、多分そこの寝床も使ってくれるだろう。そうしたら少々の寒さでも何とか過ごせるはずである。
とにもかくにも、片づけを急ごう。

◇叔母の遺したネグリジェをとっかえひっかえ着て楽しんでいるが、わりと薄いのばかりで夜は寒い。このままでは私はがまんできなくなって、暖かそうなパジャマでも買ってしまうぞと思ったから、今朝、猫たちの様子を見たついでに、押し入れを点検してみた。そうしたら、叔母のネグリジェは、暖かそうな厚手の冬用のも何枚もあって、私はまとめてしまったまま忘れていたのだった。それが見つかったので、天にものぼるうれしさで、暖かそうな一枚を持って下の家に戻った。明日、薄手の分と入れ替えてやる。もう、これだけで、何だか幸せな気分になっている。それにしても、無駄遣いをしないでよかった。

◇どっさり作っておいたおかずが、そろそろなくなりかけているので、また食料を仕入れて来た。今から料理するのも面倒なので、カレーパンでもかじって、それからゆっくり料理をするかな。でも、きっと寝てしまいそう。今夜中に「断捨離狂想曲」を、もう一つぐらいしあげたいのだが。

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カツジ猫