1. TOP
  2. 岬のたき火
  3. 日記
  4. バラとハツユキソウ

バラとハツユキソウ

何だか私の大好きな、ルイ・アラゴンの詩「薔薇と木犀草」を連想させるタイトルですけど、もちろん何の関係もありません(笑)。

けど、どっかのヘタレなリーダーのおかげで、あんなしょーもない政権を打倒する統一戦線がなかなか組めずにいるときでもあり、せっかくですから、少し解説しておくと、この詩はナチスドイツに抵抗して殺されたカトリック教徒と共産党員の、本当はまったくあいいれないはずの立場の人たちが、ナチスの暴虐に対してともに手をとって戦った事実を謳ったものです。

まあ、そりゃ、抵抗したら殺される、こんな事態になる前に私らは何とかしたいものですけどねー。

さてそこでハツユキソウ。
 私はこの花、何となくカビが生えたような幽霊っぽいかたちなので、あんまり好きじゃなかったのです。だけど亡くなった母はわりと好きで、庭に生えたら大事にしてました。
 今の庭にも、どこからかやって来て、バラの鉢のすみっこで、けっこう勢いづいているので、母のことを思い出すと、無下にもできず放ってながめていました。
 そうしたら、この前バラを切り花にしたときに、まちがえて一本切ったのがくっついて来て、せっかくだから適当に花びんにさしておいたら、案外いつまでも姿が変わらず、きれいなままだ。

あれ、ひょっとしたらこれ、切り花にしたら行けるんでないの?と思い出した折から、庭の茂みがいよいよはびこって勢いづいてきたので、今朝一気に刈り込んで、家の中のあちこちに飾ってみた。したらば、茎もしっかりしていて活けやすいし、見た目も案外きれいじゃないか。
 というわけで、さしあたり玄関の花びんに突っこんでいる時の写真。このあと、あちこちに分散させました。その様子はまた明日にでも。

一方、満開のバラは思い切って、大きな枝をいくつか切り、仏間の花びんに活けました。

写真では巧みに切っていますが、実はこの手前の床は整理中の荷物でぐっちゃぐちゃ。だけど、この華やかなバラを見ると、これにふさわしくへや全体をきれいに片づけたくなるなあ。明日取り組むか。ほほほ、こうやって花は断捨離にもつながって行くのです。

ただよー、明日までこのバラが、こんなに豪華にかっこよく咲いててくれるといいんだけどなあ。水揚げがうまく行ってるのかしら。これまでだと、けっこう早めにしゅんとしおれてしまっていたのよ。

余勢をかって、垣根のジャスミンも少しだけ剪定。これも長期戦になりそうだ。

そして奥庭の二番手のユリはこれ。まるで、おもちゃかキャンディーのようにかわいらしい。切って飾りたいけど、つぼみがみっしり周囲についているので、それが開くまではまだ切れない。

Twitter Facebook
カツジ猫