バラと高倉宮

奥庭のバラたちが一応けなげに咲いてるけど、何だか虫に食われて元気ない株もあるようで、数日前にやっとバラ用の防虫剤のスプレーを買ってきた。だけど、他に除草剤とかも買って重かったのでついバテて、車どめの横の台においたまま放置し、次に玄関前まで持って来て挫折し、なかなか奥庭まで持って行けない。

こういう時いつも、子どものころに読んだ「平家物語」か「源平盛衰記」の本で、平家全盛の世に謀反を起こした源頼政がかついだ皇子の高倉宮以仁王（同時代の高倉天皇とは別の人）が敗走中、流れ矢にあたって亡くなり、この反乱も失敗に終わるくだりで、「実は奈良から応援にかけつけた僧兵の大軍が、宮の亡くなられたすぐ近くの街道まで来ていて、ひしひしと満ちあふれていた」って文章があったのを、妙に思い出すんだよねえ（ちなみにこのリンク先で、清盛の娘徳子をのちの二位の尼としてるのは間違い。二位の尼は清盛の妻の時子です）。いっぱい防虫剤だの肥料だの買ってきて、もう万全なのに、それを衰えそうなバラの株のとこまで持って行くのに、こうまで時間がかかっちゃうと。

で、今朝やっと、いいかげんにではありますが肥料をほどこし、殺虫剤をかけまくりました。少し暑かったのもあって、もうへろへろ。玄関前の庭の手入れもしたくてたまらないんだけど、今日はもういい。

その奥庭のどん詰りで、いつものさわやかな香りが。見上げると柵の向こうの放ったらかしのキンモクセイがたくさん花をつけている。うっとり見上げて引き上げて、玄関前の水やりをしていたら、またふわっと清々しい香り。

ええっと、かがみこんで確認すると私が刈り込みまくって今年は花をあきらめていたこちらのキンモクセイに、わずかながら花がついていた。なんかこう、ちょっと許された感じになる。

昨日焼いたサンマがおいしかったので、また買おうかと思うけど、暑くて出かける気がしないなあ。

マイナンバーカード関連の記事、読めば読むほど腹が立つ。特に河野大臣の肝いりと聞いてひときわ頭に血がのぼる。またおまえかい。根っからしなくていいことを、いらんスタンドプレイばかりしやがって。