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ブタの人はないよね。

◇海外ドラマ「ハワイファイブオー」のテレビ放映が始まってるらしい。先日「刑事フォイル」をすすめてくれた友人に「とても面白いんだけど、フォイルさんの声がファイブオーのお笑いコンビの刑事の一人の人(山路和弘氏)だもんで、ときどき思い出しちゃう」と話したら、彼女も最近テレビでファイブオー見て、「フォイルの声の人を見たよ」と言っていた。「あれなー、まあ面白いし、景色もきれいでいいんだけど、取り調べのとき極悪人が『弁護士呼べ』と言っても絶対呼ばないのは気になるなあ。取り調べもめっちゃくちゃ人権無視もいいところで、まあリーダーのスティーブはあんなんだとしても、この前見たらコノ姉さんまで、容疑者を網に入れて海につけてたし」と私は苦言を呈した。

二人とも昔の人間だから、ネタばれなんか平気で(もちろんミステリは除く)彼女はテレビで放映中の「ダウントン・アビー」の新シーズンが、つまらないと言いながら、あらすじを教えてくれた。どうせ錯綜してるから聞いたって覚えられないからちょうどいい。
メアリーと農場のブタの群れを助けるために奮闘した貴族の青年のことを、二人とも名前が覚えられなくて「あのメアリーといっしょにブタを助けた人」と言ってたのが、最近短縮されまくって、「あのブタの人」になってるのが、俳優にはちょっと気の毒だ。

◇母の葬儀の時に葬儀社がくれた、車にもやっと乗せられた巨大な胡蝶蘭の鉢、葬儀社の人は「まあ二か月ぐらいはもつでしょうから、楽しめるでしょう」と言っておられたが、三本寄せ植えのまん中の一つは早々に枯れたが、両側の二本は二か月すぎた今も元気だ。枯れたまん中のも葉っぱはまだきれいなので、もちなおさないかと淡い期待をしている。日当たりのいい廊下の机の上に置いていたのがいいのかしら。さすがに存在感があるから、最近は部屋になじんで家具の一つのように見えてきた。カツジ猫がいつもその横で寝ていて、ときどき興味ありげに花びらを点検している。

そう言えばカツジは、この前じゃれていた赤いひもの切れっぱしを、またどこかから見つけてきて、一人で飛んだりはねたりして、そのひもと、たわむれていた。最初やけに何だか家の中をかけまわるので、庭からモグラでも捕ってきたんじゃないかと気になって、見に行ったりしていたのだが、カマキリにもびびる彼には、そんなことあるわけがなかった。せいぜい時々、蛾をくわえてくるぐらいで、まあでも、飛んでるものをつかまえるんだから、彼にしては上出来かもしれない。

◇五月に叔母の13回忌があるので、今日予定を決めて切符や宿を予約してきた。もうそんなにもなるのかなあ。叔母の知り合いの方から年賀状も来ていて、返事を出さねばと思いつつそのままにしている。これも急いで書かなくては。

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カツジ猫