ブロッコリー、じゃがいも、春菊♫

あーもう、仕事が進まず虫のいどころが悪いと、しょーもないことにイラつく。NHKの朝の天気予報のコーナー担当のお姉さんだかおばさんだか知らんが、少し前に、今週来週大小の寒波が訪れるというのを、大関、関脇、横綱にたとえて話したのが、すっかり自分で気に入ったのか、それからもう数日になるが、毎回、横綱大関小結をあきもせず連発し、このごろではもう世間で認知されたかのように、説明もなしでこの例えを使っている。一生に何回か気の利いた冗談思いつけない人で、よっぽどうれしかったのかしらん、どってことない例えを思いついたのが。第一ここ最近のこの変な気候の上下は、そんな例えもちっともしっくり来ないし、だいたいがニュースや天気予報やNHKは、目立たないのをモットーに、静かに普通に事実だけを伝えとけよ。それ以上の期待なんかこっちもしてないんだからさ。

とか、やつあたりで荒れ狂ってる内に、年末に地元の市場で商売上手のおばさんからうっかり爆買いしちゃったじゃがいもが、やっと二袋片づいた。その前はブロッコリーが安かったので毎回スーパーで買ってはハムやソーセージとスープにして、いくつ食べたかわからなくて、さすがにうんざりしたのだけど。
　今はふと、春菊にはまっている。わりと早く傷むので急いで食べなきゃいけないんだけど、かまぼこやとうふといっしょにだしの素を放りこめば、あっという間におつゆができるし、細かく切ってレンジでチンして、熱いごはんとゴマを混ぜれば、それもおいしいし、当分やめられそうにない。

とにかく安いものを探して毎日スーパーをさまよっている。昨日は以前は１２８円からあったバナナが、いきなり最低でも２２８円になっていて目をむいた。ふざけんなよ、ミサイル買ってブリカニ食うしか芸のない首相がと、また口の中で呪ってしまった。ひとり親家庭とか年金生活の高齢者（私もそうか）とか、どうやってがんばっているんだろう。

猫のカツジが、私とわけて食べるシロサバフグのおさしみを、そっぽを向いて食べなくなった。別に古くもなさそうだし私はおいしく食べているのに。そして何だかうらわびしげに寝てるので、いよいよ老化して晩年かと思いつつ、夕方キアラのおさしみを買って来てみたら、これはたいそう機嫌よく食べた。何ちゅうやつだろ。

海外ドラマのDVDは、「ハワイ・ファイブ・オー」を見てしまったので、同じハワイもので「私立探偵マグナム」を見始めた。キャストも一部かぶさったりして、まあ面白いが、同じハワイが舞台でも、風景が何だかちょっと地味だし、テンポも少しのんびりめ。まあ片手間に見るのにはいい。

読み飛ばし文庫本はここ数冊山本文緒を読んでいる。「自転しながら公転する」を読んで、アパレル業界も更年期障害も大変なんだなあと思い知った。
　ミステリ「森の中に埋めた」がものすごく読むのに時間がかかったので、同じ作者の同じシリーズを読んだらコスパ的にはいいかもと探すけど、近場の本屋にはおいてない。まあ当分はホロヴィッツの新作で間に合うか。「モリアーティ」の冒頭で、愛をこめてホームズの偽装死の場面にいちゃもんつけまくってるのが、読んでて笑いこける。