ボストンのテロ
◎犯行声明が出ていないこともあって、9.11.のときのような騒ぎにはなっていないようですね。
テロそのものが許し難いのは当然ですが、それに加えて、テロ対策の名のもとに、さまざまな権利の無視が平気でなされつづけて来たのを、この数年見て来ましたので、そういった火事場泥棒のようなコメントや対応があまりないのに救われています。
◎幕末の鈴木重胤の紀行を読んでいます。皇學館大學から三冊刊行されていますが、久足と同様、これもまた、続きがまだあるのですねえ。
作者は国学者で天皇を尊敬しているため、頼朝や義経がきらいで、従者が鎌倉見物をしたそうだったが、ああいう武士の都は見たくないと立ち寄らないで東海道を進んでいるのが面白い。西行もきらいらしくて、さんざん悪口を言っています。その一方で、仕事の関係で老母と暮らせないのを苦にして、しきりと自分を責めている。
また彼は宗像大社を深く崇めていて、わざわざ九州まで何回も来ています。そのたびに紀行を書いているようです。
森為泰の紀行で人々が歌をよく詠むのは、出雲の文化度の高さかと思っていましたが、関東や北陸を旅する重胤の紀行でも、土地の人々は本当に和歌に親しんでいますねえ。
◎今朝は雨でしたが、昼前に晴れて、あわてて洗濯をしたので、まだ乾いていません。
洗濯機のそばでばたばたしていて、カツジ猫を洗面所に閉じ込めてしまいました。多分何時間かたってから、世にも情けない声で鳴いているのに気がついて、ドアを開けてやったら、床にうんちと洗面器の中におしっこをしていました。
うんちは、ころころ固いし、洗面器は洗えばすむホーローで、一番いい所にしてくれているので、悩んでせいいっぱい考えたのかなとかわいそうで、妙にそわそわしているのを、「大変だったね、大丈夫よ」となぐさめてやったら、今は落ち着いて寝ています。
ただ、これで、家の中にトイレをする癖がつかないといいのですが。それだけが心配です。