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ヤバいぜよ。

◇映画「アナと雪の女王」、ヒットしてるみたいだから、まだまだいいと油断してたら、なんか例によって字幕版の上映がだんだん少なくなってるみたいなのに、今日気づいてあわててます。
だけどあれって、たしかミュージカル仕立てでしょ、アニメとはいえ。吹き替えってそれどうすんだよ…と考えてたら、ヤバい、そっちもちょっと見たくなっちゃった(笑)。

◇DVDの方もうっかりしてたら、「ボディ・オブ・プルーフ」とか「リゾーリ&アイルズ」とかのシリーズが、のきなみ新しくレンタルされてて、あんまり間があくもんだから、前がどうなったかも忘れてもう一回見たくもなるし、まったくもう忙しいったらない。

そうやって新シリーズがわさわさ出てくる前の、ひまつぶしに、「アンコール」だの「カルテット」だの「25年目の四重奏」だの、もちろん全部ちがうんだけど、年配の名優の音楽がらみの話ばっかりDVDで見てた。そこはさすがに名優たちで、どれもそれなりに楽しめた。

「カルテット」はマギー・スミス(ハリポタの猫に化ける先生)が相変わらず素敵で、私はこの人がまだ若くて初々しい秘書役をした「予期せぬ出来事」で一目ぼれしたんだけど、ついでにまたもう一度それも見たくなった。
でもね、気難しい老いたオペラ歌手が、音楽家ばっかの老人ホームに入って音楽会で歌うのを、ひたすら拒む、って冒頭で、もうこの先の展開ってどう考えてもひとつっきゃないじゃんよと思いつつ、まあいいかとあきらめて見てたら、うーむ、この映画、そこで盛り上げるんじゃなくて、いともスマートにさらっと終わって、要するにあれか、映画に名を借りた往年の名演奏家の現況紹介だったのかと、妙にその図々しくもお洒落な裏技に感心した。

「アンコール!」は、これまた私の好きなバネッサ・レッドグレープが、年とって太ってもしみが出来てても、もうどう見てもふつーのばーさんになってても(もちろん、それも役作りで、ほんとは今でももっときれいなはず。だから、その余裕と役者魂!もすごい)、なお、輝くような生命力と魅力にあふれて美しかったのに、感動し幸福になれたが、たださー、ゆきうさぎさんがいつもぼやいてる、「老人介護のヘルパーは、家族がいたら、それが家事なんかしたことのない老いた夫でも、仕事の合間に遠距離を車で帰って疲れて死にかけてる娘や息子でも、断固絶対、『家族でやって』と何もしない。あんな残酷で現実無視の規則はない」って話を思い出しちゃうと、彼女を介護する夫がちゃんとお手伝いさんみたいな人に家事をしてもらって、きれいな家に住んでるのが「これって、まだ幸せやん。この夫が慣れない料理や掃除して、家ん中がぐちゃぐちゃになってたら、悲しみもつらさも、こんなもんじゃないぞ」とか思ったら、雑念が生じてのめりこめなかったなー。そこが、くやしい。

「25年目」はまだ途中までしか見てないんで、この次に。でもフィリップ・シーモア・ホフマンだっけ、亡くなっっちゃったんだと思うと見てて悲しいよなー、元気な役どころなだけに。

◇キャラママさん。
シナモンちゃん、とてもきれいで頼もしい猫だったから、病気と聞くと悲しい。邪魔にならないなら、お見舞いに行かせて下さい。

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カツジ猫