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ヤバくない?

いやちょっと、いくら何でも、この感染者数の増加はちょっとヤバくないだろうか。
それもGOTOなんちゃらのせいだということは火を見るほど明らかなのに、というか、やる前からわかってたのに、それでもやめる気がなさそうな、そしてコロナ対策よりもデジタル庁とかマイナンバーカードの定着とか、アベ首相の改憲以上に、今そんなこと急がんでもということに夢中になってる政府を見てると、本当にただもう恐い。しかもオリンピックをやりたがってるって、どう考えても正気じゃない。まるで急ぎの仕事があるけど、目をそらしたくて、庭の草取りや服の整理など、関係ないことを次々始めて逃避する、自分自身を見ているようだ。

いったんちょっと抑え込みに成功したからって、気をゆるめすぎだし、欧米の悲惨な状況を知らないわけでもあるまいに、何をどうしたら、そんなにたかをくくれるのか教えてほしいぐらいだ。
こうなったら私もせいぜい旅行や移動を極力やめて、再開しようと思っていたジム行きやマッサージ行きも延期するつもりだけど、個人がそうやってどう気をつけても、GOTOトラベルでかきまわした結果、近場にまで感染源が迫って来ていたら防ぎようがない。これでは出歩けないし買い物もできないし、皆がそうなったら結果として経済は停滞するんじゃないの。いったい、どなたさまのために、あのキャンペーン続けてるんだ。どうせお友だちのどなたかの利権のためなんだろう。そうとしか思えない。そうでなかったらもう、ただのバカで、どっちがましなのか恐いのか、選択が難しいところではある。

なんかもう、こうなるとえらく心配になるのが、トランプもそうなのだけど、コロナのワクチンのこともなのよね。ろくな検証も副作用の確認もしないまま、経済効果や選挙運動のこと考えて、早とちりで認定して配布して実施して、「アイ・アム・レジェンド」の映画みたく人類が滅びるなんてことになりゃしないかしら。最近もうだんだん、自分がろくでもないSFの世界の中で生きているような気がしていて、現実感がなくなって来た。誰もいなくなった世界の中で、シェパードならぬ猫を抱いて過ごすなんて、私はごめんだぞ。ほんとに、まったく。

今日は一日、幽霊でも出るんじゃないかと思うぐらいに、なまあったかい風が吹いて、外出するのに上着もいらなかった。これもこれで、気持ちが悪い。町ではもう、クリスマスグッズや鏡餅が売り出されていて、それも何だかしらけてしまう。
つられたわけではないけれど、毎年クリスマスのころに見ることにしている、DVDの「ホリデイ」を、少し早いけど、引っ張り出して見ている。やっぱり楽しめる。ケイト・ウィンスレットの顔や演技は好みなので、あんなにきれいで華やかな人が、世にもしょうもない男に夢中になって振られて自信をなくしてるという設定は本当は無理があるという気もするが、それも気にならないぐらい全体がよくできているし、何よりも登場する二軒の家が最高だ。ジュード・ロウもキャメロン・ディアスもジャック・ブラックも、嫌いじゃないがものすごく好きでもないのに、この映画では皆、最高にすばらしく見えるのが笑えてしまうぐらいだ。

しかし、いくら何でも、クリスマスまでこればっかり見ているわけにも行かないなあ。何か見流せるのに、いい映画ってないかな。

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カツジ猫