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ユリとジャスミン

いつの間にか暖かくなる。今日は半袖のセーターで街に出かけた。帰りはさすがにコートが必要だったが。

夜に帰ってくると、少し肥ってきた月の光の下、カツジ猫が庭の金網の中で棚の上に座ってお出迎えしており、家に入ると、先日奮発して買った、でかいユリと、庭に咲き乱れていたのを切ってきたジャスミンの香りが家中にただよって、むせかえるようだ。何というぜいたくだろうなあ。でもカツジ猫にとっては、こんな香りは迷惑なんだろうか。

「アンダークラス」を読んでしまった。なかなか面白かったし参考になった。多分誰でもそうだろうが、思わず自分はどのクラスなんだろうとチェックしてしまう。私はしっかり高齢者女性のアンダークラスになった。収入から行くとそうなるのだ。
でもこれは体感的にどうなのかなあと思う。別に見栄をはるのではないが、私の状況って貧困層なのだろうか。むしろ感覚としては中間層どころか富裕層の気分なのだが(笑)。それこそが、幻想なのかもしれないが。

小説「宝島」も半分ぐらいまで読んだ。沖縄が舞台で、そのパワーとバイタリティに圧倒される。歴史や世界となまなましく対決し、四つに組んで生きてきた島。読んでいると頭のしんから、身体全体が、じわじわほてってくるようだ。

それにしても、これも読みかけのノサック「弟」もそうだが、ある時期からの小説って、純文学っぽいものまで、ものすごくミステリ仕立てでせまるなあ。もうミステリの構成というのが、小説全部のものになりつつある。だから、本来ミステリだけの「ネタばれ禁止」が、一般的になってきてしまうのでもある。

その沖縄の補選では、恥も外聞もかなぐりすてた、謀略ビラなどの攻撃がなされているようだ。いつもの手なんだろうが、こういう陣営に勝たせて、こんなことが通用すると思わせたら絶対にいけない。屋良候補に絶対に勝ってほしい。

これについては、去年、福岡教育大での集会に講演しに来て下さった渡瀬さんも、コメントを書いて下さっている。ぜひお読み下さい。

写真は台所の一角。このごろ、壁の絵を、昔、母が描いたスイカと花のに替えました。

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カツジ猫