リベンジだい。
◇台風が過ぎたら、また暑さが戻った。秋の服を上の家から下ろしてきたばかりなのになあ。
昨日のリベンジで買い物に出かけ、おいしいパンと、来年の手帳をめでたくゲットした。手帳は今度は地味な深い紺色にした。今年は華やかな黄色だったのだが、来年はちょっと心をひきしめる。
上の仏間で読む本は、今はずっと昔の文学全集で未読だった、レオーノフの「泥棒」。ものすごくぶ厚い上に今よりずっと活字が小さく行間も狭く、その上内容も何が何だかわからない(笑)。私はこういう時はとにかく読み進めて行けば、その内何とかなるだろうと、ひたすら文字を追うのだが、もうかなり進んでいるのに、まだいったいぜんたい何の話かわからない。もうこうなると、それがかえって快感だ。
◇ところでもう、あっくまで個人的な見解、というより印象なのですが。
ときどきのぞいて、こちらにも紹介する動物保護団体の「みなしご救援隊」のブログで、最近住民からの訴えで、人をかんだと殺処分になりかけた犬たちのことが紹介されています。この団体の中谷代表が、行政といろいろかけあって、保護することに成功したそうです。
二つの例が紹介されているのですが、どちらにしても、よかったとしか言いようがありません。いかにも人を襲いそうな凶暴な犬でも問題は同じことですが、この犬たちは写真でごらんのように、そんなに凶暴には見えません。むしろ大変かわいいです。
http://blog.livedoor.jp/inunekoblog/archives/50751707.html
この記事自体どうぞじっくり読んでほしいよい内容なのですが、私は何度か読み返している内に、この犬たちがいわゆる「北朝鮮」と、とても重なってきてしまったのです。
正体も見ないまま、背景や事情もたしかめず、ひたすらに恐怖し滅ぼす対象として宣伝され、それに誰もが疑いを抱かない。
これはまた、小池都知事が黙殺しようとしているかに見える、関東大震災の朝鮮人(日本人もいました)虐殺にも通じます。
恐ろしい存在と宣伝され、抹殺することでしか問題が解決しないと決めつけて、誰もが疑わない状況は、本当に危険です。
この写真や記事を、そんなことと結びつけるのは「みなしご救援隊」には、迷惑かもしれません。
そうだったら、おわびします。
でも、とても深いところで、広い部分で、これはつながっていると、どうしても私には感じられるのです。
「みなしご救援隊」の今日のブログにある、原発への怒りもいいですよ。被害の現場で動物を救いつづけた人ならではの説得力があります。
http://blog.livedoor.jp/inunekoblog/archives/50768170.html
本当に、こんな原発を動かそうとしていて、何が他国のミサイルですか。それも、はるかかなたの宇宙空間を通過して行くような。オスプレイだって飛ばせておいて、Jアラートが聞いてあきれる。