リレートークでしゃべったこととか
何が何でも今日中に、ささやかな仕事をひとつあげたいんで、あまりパソコンの前に長居はできません。下の家の庭では金網の中でカツジ猫が、待っているみたいだし。
やつは最近、家の中が暑いのか、よく庭に出て、大工さんに作ってもらった木の棚の上に乗っています。ときどき帰って来たのをさわると、陽射しで背中の毛が熱くなっています。
昼間はこんなに暖かいのに、夜は寒くて、ここは砂漠かいと言いたくなる時がある。
ところで、アレクサンダーの少女漫画ですけど、三冊で完成なので、昨日あっという間に読んでしまったけど、けっこうよく出来てて驚いた。絵柄はまあきれいだけど普通です。でも細かいところも一応きちんと描いてるし、そんなのより何より、アレクサンダーの世界征服の野望の原点やら、ヘファイスティオンの行動原理やらが、甘いなりにひじょーによく筋が通っててわかりやすく、共感も納得もできる。ある意味、映画に負けてない。
これが描かれた1997年って、どんな時代だったっけ? 男とともに戦って、自分の生き方を守って同等の立場で愛し合う年上の女性が、主人公の永遠に愛する存在なんて設定、どの程度新しかったんだろう?
海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、疲れてて半分寝ながら見たのもあって、かりに目をらんらんと光らせて見てたとしても、そうそうあっさりとはわからないであろう、あの入り組んだ人間関係を、半分弱しか(多分)把握できないまま、ぼけっと先を見ています。ちょっと老けて太ったショーン・ビーンがいい味出してるし、わからんことも多いなりに、わかってる範囲のエピソードは先が気になって楽しめます。いいんか、こういう見方で。でももう、しょうがないか。
シュワルツネッガーの復帰第一作とやらの「ラスト・スタンド」も、まあ楽しめて、最初からだいたい結末は予想がつくのに、それでも面白く見られるってのも、なかなかないよなー。それにしても、銃規制がゆるいと、つまり誰もが銃持ってると、いいこともあるなと、つい思わされてしまう場面があったりして。
ピースウォークの前のリレートークで私がしゃべったことを、ざざっと書いておきます。
「むなかた九条の会は、去年までは憲法記念日前後には独自の催しをしていた。去年はもろにこのピースウォークとぶつかってしまい、幸いどっちも成功したけど、やはり今後は共同でやれることはやりたいと思い、今年はこちらに参加した。
今朝の毎日新聞では世論調査で51%が憲法を変えるのに反対という結果が出ていた。変えた方がいいという人を15%ひきはなし、去年の変えた方がいい人が多かったのを逆転した。これは私たちの運動の成果と思う。
しかし油断してはならないのは、安倍首相という人が、まったく人間として信用がおけないことだ。オバマさんが韓国で従軍慰安婦は許せないという発言をすると、とたんに『慰安婦のことは胸が痛む』と言ってみせるなど、まったくいいかげんな人としか思えない。憲法を変えたいならきちんと議論して説得すればいいのに、規則をいじったり解釈を変えたり、決してまともに人と向き合って話そうとしない。こういう人は一番危険だ。
戦争は何よりも男と女を引き裂くということも忘れてはならない。愛するものを守るためにという口実がよく使われるが、私を守るために誰かを殺してほしくなどない。
先日、宗像の市長と市議の選挙があった。皆さんもそれぞれの立場でがんばられたと思う。しかし、一番問題なのは投票率が38%だったということだ。意見のちがいは話し合える。しかし意見を持つことさえもなかなかできないという雰囲気は、どうしても何とかしなければならない。
こういう事態を変えるためにも、私たちはもっと力を合わせなければならない。宗像の平和を守りたいという人たちの中にも、さまざまな団体や考えがある。バラバラに活動するのもすそ野が広がるし、悪いことではない。しかし同時に、いっしょにやれることについてはいっしょにやる方法を、これからは皆で考えて行かなくてはならない。
最後に、原発について一言。川内原発の再稼働がもくろまれている。しかし、以前に福岡での『さよなら原発』集会で、広瀬隆さんが、『九州の原発で事故があれば、風は必ず日本全土を放射能で汚染する。自分は孫や子のために、九州の皆さんに土下座してお願いしたい、九州の原発は絶対動かさないで下さい』と話されたのを覚えている。玄海原発から飛ばせた風船は、数時間で四国や奈良に落ちた。避難する余裕などなく汚染は広がる。私たちは全国の人に対しても責任がある。
平和を守るのは、戦争がなければいいのではない。それは第一だが、平和をよりよい幸福な安全なものにして行かなければ戦争は食いとめられない。原発を使わないというのは、その基本である。
今日は皆さん、いっしょにがんばりましょう」
こんな内容だったと思う、もうよく覚えていないけど(笑)。
おお、もう九時過ぎたではないか。とっとと下の家に行って、お茶でも入れて仕事にかかろう。板チョコが一枚冷蔵庫にあったから、あれでもかじるかな。そもそもあの板チョコを買ったのは、消費税のせいなのだよ…って、いや、その話はまた明日。マグロの映画の話もまた明日。