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雨の朝

朝、ベッドで寝こけているカツジ猫(ここで猫をつけとかんと絶対に同棲相手とまちがわれる)をほっぽって、庭に出て見たら雨が降ってました。音もなく静かな雨で、あたりがしっとり濡れていました。
今日はごみを出す日で、玄関先のキンモクセイが茂りすぎてるのを剪定して一気にごみに出そうと思っていたのに、これは中止するしかないか。やってできないことはないけど、雨でぬれた葉っぱは重いからなー。

ジャスミンもそろそろ花が開き始めて、重く甘い匂いがあたりにたちこめています。これが家をとりまくほどはびこっていた時期は、キャラメル猫がいた時代なので、何だかなつかしい昔にタイムスリップした気になるけど、そんな感傷にひたってる場合じゃない、とっととこれも切り払わないと。せっかくだから花瓶にさして家の中に置いとくか。少々のオイルやお香よりも香りが広がりそうだ。

昨日の毎日新聞の社説が「政治と向き合う文化を」のタイトルで、「政治を語るだけで『変わり者』扱いされかねないような文化をまずは変えよう。そのために私たちも一歩を踏み出す時だ」としめくくっていたが、これはまったくその通りだ。でも、そういうきゅうくつさや息苦しさって、私が感じているだけかと思ってたら、大新聞が書くほど広まっていたのかって、そのことにもちょっと驚いた。

昨夜は仕事のかたわら、ぶり大根を適当に作っていたら、調味料の分量を大幅にまちがえ、それでも何とか食べられるものはできた。友人からもらったコンビーフかなんかのパックが古くなってるので、これも今日中に炒め物にしないと。で、チョコレートは食べそこない、仕事はあと、ほんの少しを残して完成できなかった。ちっ。
実は五月は大幅な家の模様替えをする予定なので、それが気になっていまいち気が散るのよなあ。うまく行くんだろうかとか、そういう心配もあって。

マグロの映画「X年後」の感想がなかなか書けないのは、そりゃ時間がないのが最大だが、同時にこれは今話題になってる、双葉町の元町長さんの鼻血が出た云々の話が人気漫画に取り上げられて、いろいろ議論を呼んでることと、えらく微妙に、かつまたどっか根本的にもからむんだよなー。そこが何とも書きにくく、その前に私の考えがまとまらない。例によって四方八方に思考が拡散してしまう。
毎日、こんなことをうだうだ考えているのが、脳髄のトレーニングになるのか、どっかで専門の国文学研究に役立つこともあるのか、そうだったらいいけど、どうなんだろうかなあ。いい年もいい年になって、自分がまだあらゆる意味で、どっか中有にさまよってる気が、ずっとしてならない。自由でいるって、楽なんだけど、くたびれる。

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カツジ猫