リーサル・ウェポン。

◇病院に行って薬もたっぷり仕入れたし、風邪もこの分なら大丈夫だろうと思っていたが、本当に安定期に入ったと見えて、微熱もだるさも鼻詰まりも継続中。普段なら平気なのだが、２２・２３日の催しの講座で、声が出なくなったりしたら大変である。せいぜい家でおとなしくしておこう。

このところ雨が降ったし、朝夕は涼しいので、さすがにもういいかと、庭の水やりをやめていたら、昨日の昼に鉢植えの花が妙にしおれているのに気がつき、あわててゆうべと今朝とたっぷり水まきをした。
ジャスミンが伸びまくって隣家の屋根に届こうとしている。この垣根にはもともと、朝顔と風船カズラを這わせていて、それらは冬には滅びてなくなるので、まあいいかと思っていた。翌年にはどこからともなく種が芽吹いて復活するし。

しかし、ある時点で、これまたどこからかジャスミンのつるが出て来たとき、ちょっと悪い予感はしたのだ。以前、上の家にちゃんと買ってきたジャスミンの鉢から伸びたつるを、そのままにしていたら、ものすごい生命力で家の前面をおおいかくしそうになり、花も葉も香りも好きなのだけど、とにかくもう退治しなければと徹底的に切って抜いて、やっと滅ぼしたのだった。今でもときどき、庭の隅に、その残党がちらちらしていて、その中のどれかが、ここまでやって来たのらしい。

まあ私も嫌いな花じゃないので、そのままにしていたのだが、あー、これは絶対にリーサルウェポンというか、この垣根を占拠して恐ろしいことになるなと予感はしていた。
どうやらそうなりそう。このままでは、お隣のキッチンが暗くなるかもしれない。でも私の家との間の目隠しとしては見た目も悪くないかもしれない。どうしたもんか。
さしあたり、隣りの屋根に届きそうな分は、その内刈りこんでおこう。

◇海外ドラマ「ＺＯＯ」が第三シーズンに入って、なんかいろいろものすごくなり、オカルトホラーの様相を呈して来た。それなりに面白くはあるが、この調子ではそれはもう、打ち切りになったのもわかる気がする。
動物も（人工の怪獣以外）めったに出なくなったしな。でも前回のじゃ、大きなベンガルトラが出て来て、顔のアップもいっぱいあって、素敵で楽しめた。

ついでに借りて来た新作の、「君の名前で僕を呼んで」が、同性愛の恋愛ものらしいから、最後はどろどろになるのか知れないが、今のところはコレットの小説か、昔見た外国の青春映画のように、風景も俳優も、まぶしく美しくてのどかで、ちくちくと青春の痛みが刺激的で、いい気分転換になる。

◇さて、朝のごちそうをもらったカツジ猫は満足して寝ているし、今からごはんでも食べるかな。