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レジ袋(1)

天気予報によると、昨日も今日も雨なのだが、結局ほとんど降らないし、庭の草木がしょぼんとしおれて来るので、もう天気予報は無視して、今朝も朝から水まきをすることにした。

で、今夕方なんだけど、やっぱり雨は降らなかった。買い物に出たとき、ちょっとぱらぱらしずくが窓についたんだけど、それっきり。高齢猫グレイスの猫草と、もふもふ猫カツジにわけてやるお刺身が手に入ったので、今日の買い物は成功だ。

レジ袋はもらわなくてもいいんだけど、小さいビニール袋は自由に取れるので、つい使ってしまう。これだって使わなくてもいいんだけど、パイナップルの切り身とか、酢豚とかのパックから水分が漏れ出して、バッグや車のシートを汚してしまうことがあるから、使わざるを得ない。
でも、できたら何とかしたいと思って百円ショップで、少し深めの大きなタッパーを二つ買ってみた。汁物のパックは、これに入れてバッグに入れておけば、ビニール袋はいらないんじゃないかと思って。まあうまく行きそうだが、すいかや春雨サラダや、いろんなパックの大きさがまちまちで、うまく入るかどうか微妙だったりする。

もしも、パックの形状を統一してくれたら、こんな苦労はないのに。その前に、水分がもれないような、きっちりしたパックを作ってくれたら、ビニール袋はいらないのに。そもそも、レジ袋をなくせとか使うなとか言う前に、レジ袋がいらないような商品の売り方を考えるのが先じゃなかろか。パックに山ほど使いまくりのプラスティックは放置しておいて、レジ袋からなくそうというのも何だかなあ。そもそも私は、あの刺し身や寿司のパックに入っている緑のにせ葉っぱが、見るたび食欲が減退するほど大嫌いで、あれこそ真っ先に廃止してほしいのだよ。とは言え、昔テレビのニュースで、あのにせ葉っぱを作って生計を立てている自治体や集落があると聞いて、そうあっさりと廃止もできないのかと、経済のしくみのやるせなさにため息をついたもんだったが。

そうは言っても、こういうことになっている状況自体は、流れとしては前進なのだ。あ、レジ袋廃止の流れじゃない。おかずやフルーツが皆パック入りで売られるようになった現状のことだ。
少し前、スーパーかどっかで、ポテトサラダを買おうとしている若い主婦に、そんなものは自分で作れと難癖つけた赤の他人のじいさんがいたとかで、ネットで怒りがうずまいていた。あまりにアホでバカで時代錯誤のじいさんの発言だから、私は都市伝説じゃないかと信用できず、その怒りの声のツイートをリンクさえし忘れた。だってさ、最近のこの地方都市のスーパーでさえ、刻んだキャベツが袋入りで売られていたりするんだもんね。もうあんた、ポテトサラダを自分で作れとか言ってる場合かよ。さすがの私も「いや、キャベツくらい自分で刻んでもいいんじゃなかろうか…」と、それ見た時は脳髄の片隅でつぶやいたもん。びびりながらも、いい時代になったのかもしれないと思いもしたもん。

長くなりそうだから、いったん切ります。これって案外、重要な歴史的考察だと私ひそかに思ってるもんで(笑)。

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カツジ猫