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一安心

連休が明けたので早速壊した車を修理工場に持って行きました。後ろのドアの傷は塗装し直すのに4万近くかかりそうで頭の痛い事です。しかし、前のバンパーがぺたんと窪んで外れ落ちかけて居たのを私が持ち上げてどうにか嵌めて走って居たのに、何時の間にか窪みが無くなって居たのには驚きました。何処をぶつけたかさえわかりません。「元に戻ったんでしょう」と工場の人は言いましたが、車がいじらしくて泣けそうです。(笑)
走ると時々変な音がするのでこの数日ラジオも音楽も聞かずに耳をすませて居たのですが、これはバンパーの泥除けがタイヤに擦れていた様で、擦り減って一部分無くなって居ました。それも可哀そうでなりません。でもこれはこの儘でも大丈夫なので、結局バンパーもドアも修理して使う事になり、今のを捨てないで別れなくて済んだのがとても嬉しいです。
こんなに物に感情移入するのも善し悪しですけれどね。

先日書いた核軍縮の話に少し付け足しますと、キャラママさんとも話した事ですが、これが「核を持っていてもテロリストは抑止できない。むしろ使われて危険」との判断に基づいて居る事は、結果が良ければ目出度いと手放しで喜べぬ複雑な気持ちです。それでは結局の所テロリストが核軍縮をさせた事になります。彼らに核開発を止めさせた功績を歴史の上で与えたのは、人類の恥で怠慢です。もっと早く人道的な見地から中止させなくてはいけなかったのに。

じゅうばこさんが、「女性が職場でお茶を汲む事が無くなったのは男女平等の精神以上に人手不足でお茶汲み係を置けなくなったからだというのは非常に腹が立つ」と怒り、キャラママさんが「軍馬や馬車馬が悲惨な生涯を送って居たのを人類は終に改善しないで自動車や戦車の開発が馬の仕事を奪う事で解決させた」と嘆くのと同種の不快さを抱きます。

また、普天間の問題ですが基地をアメリカに返して日本の防衛をどうするかと言う事は、自衛隊の強化や軍隊の放棄等、種々の方法を検討し調査しシミュレーションして見るべきです。まだ幸いにも問題が差し迫って居ない今の内に。

少し考えて見れば分かる事ですが、北朝鮮であれ何処であれ外部から敵が来た時、自衛隊でも軍隊でも国民を守る事など不可能です。歴史の上でも世界でも私たち普通の庶民を守ってくれる軍隊は無い。軍隊とは国家を守る物で、そうでないと国家は守れない。国家とは何かと言えば政府か大統領か天皇か国王かその辺りの物で、そういう核になる物が残って居れば国家は再建出来るし、再建出来れば非常時以外は国民は国家がある程度は守ってくれると言う事でしょう。
だから有事の際にはそれが天災でも宇宙人の侵略でも一般庶民は見捨てられると覚悟して置くしかない。金を諸外国の銀行に預けるか庭にシェルターを作るか、そういう対策でもして置くしかない。

人は様々で、自分と家族が死んでも天皇が生きていてくれたらそれで良いと思うか、富士山が残ればそれで良いと思うか、そういう人も居るでしょう。私は余りそういう事を救いには出来ませんが、そういう人も居るでしょうし、そういう風にでも思うしかない。後は子どもをなるべく多く残すとか、優秀な人材を残すとか、何らかの選択肢で国家を維持し再建する方法を考えるしかありません。
国民全部や、少なくとも私の様な普通かそれ以下の人間が助けて貰える事は戦時下では有り得ない。そんな事が出来る様に幻想を抱かせるのは詐欺です。

平凡で普通の庶民が生き残ろうと思ったら、最高の自衛は戦争をしない事、その為の努力を日夜続ける事に尽きます。戦争が始まったら国民は見捨てられます。どんな映画や小説や歴史を見てもそれだけは確かです。軍隊が一般市民を守るのは偶々その時その場所で余裕が有るからに過ぎません。好意のサービスに過ぎなくて、そんな事を期待するのは国民の思い上がりで我儘です。

キャラママさん

我が家のお墓の改修はもうすぐ終わります。ピンクの敷石の上で一度皆でお酒でも飲みましょう。

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カツジ猫