不穏な情報
◎今日、近郊の大きなペットショップに行って、ガラスケースの中をのぞいたら、子犬にまじって珍しく子猫が二匹いて、うち一匹がメインクーンだった。最終的には10キロになることもあるというやつで、オレンジと白の小さい子猫だったが、その説明書きに、最終的に成長しきるまでに、3~4年かかると書いてあった。
カツジ猫は耳がとんがって中から毛が伸びていたり、もしやメインクーンの血がまじってないかと私は疑っている。今4キロ強だが、2歳なので、あと2年ぐらいたたないと、最終的な体重はわからんということだ。私はもう成長しきっていると思って、4キロぐらいならこいつはメインクーンではないな、と思っていたのだが、まだ先は読めない。
◎センター試験でミスが多かったと騒ぎになっているが、あたりまえだろう。どんどん作業を複雑にしてマニュアルを膨大にして、際限なく現場に負荷をかけてきたんだから。
新聞もテレビも、例によって、ピントはずれの靴の上から足をかくような、しょ~もないコメントのオンパレードで、見ていると試験用紙の配布や回収その他の作業を、誰がやっているのか(ほとんどは大学教員)さえ知らないでしゃべっているアナウンサーもいた。
まあまた言い出せば長くなるからやめるが、とにかく、この件について何か発言したい識者は、地方都市の電話帳ぐらいぶあつくなっている試験実施のマニュアル集を手に入れて、じっくり読んでからにしてくれ。各大学が勝手に作っている副読本マニュアル集も。
詳しすぎ細かすぎて、現実には絶対に使えないのがわかっているのに、毎年どんどん増えているこのマニュアル集は、原発事故が起こるまでの展開を、ほうふつとさせる。まったく。
◎以前、じゅうばこが、サラ・パレツキーのミステリの女探偵が、毎日危険な活動をして、ようやく自分のアパートに帰ると、敵に荒らされているという場面がよくあって、「あれは本当にたまらん。あれだけは耐えられない」と口にしていた。
で、二本松市の新しいマンションのコンクリートが高い放射能を有していたという話を聞くと、それを思い出す。被災して、さまざまな苦しみのあと、いろんな選択や決断をして再スタートのために入った新天地のマンションで、また危険にさらされるというのは、これ以上のストレスがあるだろうか。これ以上に人の心をくじいてしまう事態というのがいったいあるだろうか。ひとごとながら、許せない。
◎明日から雨で、その後は寒くなるらしい。ううむ、もうそろそろ着る服がなくなってきた。