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乱戦模様

仕事が終わったのか一段落したのかさえわからない(笑)。まあ何かは少しは片づいているのだろう。さしあたり、「砂と手」の感想とかいろいろうれしいメールを下さっている方々、お返事が遅れていてすみません!数日中には必ず必ず。

こうも日常が乱戦模様だと、時の流れが遅いか速いかわからない。電光石火で時間が流れているようでもあり、ありがたいことに三月がいつまでも終わらないようでもある。そんなこんなでばた狂ってる内に、庭のユキヤナギが何だか恐ろしいことになってる。時間がなくて刈り込めなかったから少し元気がないような気がして、今年は花を楽しめないかもと思っていたら、何だかもう例年以上の満開で、身びいきだろうが、桜より派手なたたずまいだ。飼い猫のカツジが好きだった優しいご近所のご主人が、少し前に亡くなられたのだが、毎年「みごとやねえ」とほめて下さっていたのも思い出す。

朝ドラの「おむすび」も最終週らしい。ネットではかなり不評のままだったが、私はそもそも朝ドラなるものを「虎に翼」にはまるまで、ちゃんと見たことがなく、その延長でずるずる見ていたので、出来がいいのかつまらないのか、その標準がよくわからない。だからそこそこ楽しんで見ていた。ヒロインのやる気がないのか何なのかよくわからないのも、そんなもんじゃないのか今どきはって感じであまり気にならなかった。ただギャルの描写は終始さっぱりわからなかったし、どっちかというとネットではヒロインより評価されてるお姉さんの(演技かもしれないけど)不景気な花のなさに相当うんざりしっぱなしだった。あのどよんとした迫力のなさは、なかなか出せるもんじゃないぞ。何か伏線か意図があるのかと思ったぐらい、いつも支離滅裂で不自然で終始ひたすらうっとうしかった。こういうの、結局は好みなんだろうか。

大相撲もあっという間に終わり、プロ野球も開幕しそうだし、高校野球もたけなわだし、横目で見てても気忙しい。とにかく最近あまりにバテて、大河「べらぼう」も前々回は寝落ちして再放送でやっと見た。あいかわらず吉原という場所のわびしい美しさがものがなしく伝わって来る。江戸時代がとにかくお好きの亡くなられた中野三敏先生にお目にかけたかったなあ。何とおっしゃるか聞きたかったなあ。

恋川春町や朋誠堂喜三二など、そうそうたるおなじみのメンバーがしれっと登場して来るのもわくわくする。前回で春町が落書きしてた絵なんて「辞闘戦新根(ことばたたかいあたらしいのね)」の一部で、私この黄表紙好きなんだよね。朋誠堂喜三二も好きな作品多いんだよね。いちいち妙に笑ってしまう。

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