予告と宣伝

近々、電子書籍で発売予定の「お買い物と文学」の宣伝です（笑）。
さしあたり、目次だけですが、ご紹介を。

「朝の浜辺」コーナーの同名の項目で発表したものもありますが、いろいろ加筆もしています。「２１」以下は書き下ろし。
縦書きで読めるのも魅力ですよー。

　まえがき ―祖母の財布―

（１）じゅうたんを買う夫妻　ジェフリー・アーチャー『十二の意外な結末』

（２）女装するアキレス　高津春繁『ギリシャ神話』

（３）真っ赤なソファ　　　奥田英朗『家日和』

（４）二遊間で買い物　ピーター・レフコート『二遊間の恋』

（５）干し柿とヴァイオリン　夏目漱石『吾輩は猫である』

（６）タワーズ艦長の土産　　ネビル・シュート『渚にて』

（７）蛇皮の靴　カッソーラ『ブーベの恋人』

（８）マシュウの憂鬱　モンゴメリ『赤毛のアン』

（９）アントワーヌの恋人　マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々』

（１０）兵士が買う本　大西巨人『神聖喜劇』

（１１）英雄たちの経済事情　デュマ『三銃士』他

（１２）二匹のきつね　新美南吉『てぶくろを買いに』

（１３）肉の買い方　下村湖人『次郎物語』

（１４）気になる作家　森村桂『ソビエトってどんな国』

（１５）猫の入れ物　ステラ・ホワイトロー「飾り窓の猫」他

（１６）緑色のカナリア　ロフティング『ドリトル先生のキャラバン』

（１７）買ってはいけない　寺内大吉『はぐれ念仏』

（１８）奴隷市場　ストー『アンクル・トムズ・ケヴィ』他

（１９）金にあかせて　小山いと子『私の耳は貝の殻』

（２０）かしこい大どろぼう　山室静『金の女王の山』

（２１）ネットでお買い物　加納朋子「三べんまわってニャンと鳴く」

（２２）プレゼントは難しい　マイケル・カニンガム『めぐりあう時間たち』

（２３）極主夫道をきわめると　おおのこうすけ『極主夫道』

（２４）BLを買う老婦人　鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側』

（２５）買い方を忘れる　小梅けいと『戦争は女の顔をしていない（コミック版）』

あとがき　―叔母の家計簿―