人の記憶なんて…。

◇ちょっとわけがあって、１０年前田舎の家を建てたときに、銀行からお金を下ろした時の記録を確認したくて、もう口座を解約した複数の銀行を回っているのだが、たしかにここでお金を下ろしたという記憶があるのに、その時期は口座をまだ開いてないとか、お金を下ろしてないとか、もう信じられないぐらい、覚えていることと食い違う。そもそも銀行自体が、絶対にこの四つ角の二階だったと思っても、該当する場所にない。自分の日記をひっくり返して目星をつけ、とにかくその時期の記録を調べてもらうことにしたが、こうなると、もう、必要とかいうのはさておいて、自分の記憶と食い違う事実が次々明らかになるのが何か面白くて、真実をつきとめたくなるのが、我ながら非常にヤバい。

◇で、町に出たついでに、知り合いのおうちで、ごはんをごちそうになり、夜中近くまでしゃべって帰ったら、カツジ猫が不安そうに目をまんまるくしていた。そして、ストーブをつけてやったら、その前で伸びていたが、ふと気づくと、ベッドの上の、私が洗濯したあと、たたんで引き出しにしまおうとしていたスラックスの上にまん丸くなって寝ている。何を考えているのやら。

◇書店から来たパンフレットに、「陸奥話記の成立」という本があって、１３０００円ぐらいするのだけど、読みたいなあ。注文しちゃうかなあ。「平家物語」を書いて、もうこれで軍記物とは手が切れると思っていたのだが、実際にはやっぱり次々読みたくなって困る。

それにしても、雑用や家事ばかりで時が過ぎる。いくら何でも明日はちょっと勉強のまねごとぐらいはしたい。持って来て机の回りに積んでいる本の中から必要な記事を抜粋する単純作業からでも始めるか。

◇一方で、この前冷凍庫から引っぱり出して冷蔵庫に放りこんだ、鶏のムネ肉も明日はもう調理しないと危ないだろうな。野菜やキノコといっしょに煮るだけだから、速攻でできるはずなのに、その時間もなかなか取れない。

で、もうこんな時間。寝ないと！