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体温計

ここ数日かもっと前からか、何となく体調が悪くて熱っぽい。風邪かコロナかよくわからないけど、まあ熱だけでも測っとこうと体温計を見つけたら、何だか目盛りがよくわからない。こわれたのかと思って、新しいのをスーパーの中の薬屋に買いに行ったら、マスクも消毒薬も体温計も当分入荷の見込みはないと、空っぽの棚に張り紙がしてあった。

えー、それじゃ、自宅で様子を見ろと言ったって、そもそも熱を測れない人も多いんじゃないのと腹を立てながら帰って、体温計をよく見たら水銀が戻っていなかっただけで、振り下ろしたらちゃんと測れた。いやになるほど平熱だった。

でも、考えるのだが、そりゃコロナ騒ぎで、いろんな店や企業が苦しんでいるのはもちろんだが、こんなことだと、マスクや消毒薬や体温計や、その他バカ売れしてるものもあるはずなんじゃあるまいか。そういう需要があるのだったら、そういうものをどんどん作って売りまくれば景気は少しは維持できたりしないんだろうか。悪質な転売屋とかは別として、この状況で求められている商品に力を入れれば、大成功しそうなものなんだけど、そう簡単なものじゃないのかな。

松本侑子訳の「赤毛のアン」が、四巻ぐらいまで出ているのに気がついて、今日ネットで注文した。一巻と二巻を、くり返し読んで楽しんでいる。
でも、前に誰かがどこかで書いてたような気がするのだが、グイーン・ゲーブルスに引き取られるデイビーとドーラの双子、やんちゃなデイビーは大いに活躍するけど、優等生でおとなしいドーラの扱いは本当に、びっくりするほどあっさりしていて、これはどうしてなんだろうかな。それとも、これはこれなりの作者の愛情なんだろうか。

あまりにそっけない扱いなので、かえってドーラに興味がわく。二次創作で「ドーラの日記」とか書いてしまいたくなるぐらいだ。彼女は本当に見たままの面白くない優等生なのだろうか。それならそれでも、また面白いけど。

写真は庭の源平つつじ。だいぶ開いて来たみたいだ。

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カツジ猫